日曜日は薬膳、2013年の初レッスン!
今年のお教室テーマは
“食べものの働きを季節の環境や自分の体質に合わせる”
“料理を美味しく体内に届け、あなたとご家族の健康を維持。
日々の食事から病気を予防しましょう” です。
“自分の体質を知る” ということも学んでいきます。
体調は日によって違うのですが根幹の体質を知っていれば
即ケアできますものね。楽しみです。
お勉強。病が深まっていく流れ。
最後に“臓” で発病するという考え方をするそうです。
冷え性の分類。
1月の二十四節気は小寒、大寒。一年で一番寒さが厳しい。
けれど今ごろは日がしだいに長くなって春に向かう時期でも
あります。続けて過ごし方(養生法) を習ったのですが、
印象としては、冬の体ケアをしながらも春を迎えるのための
体ケアがはじまっているような感じです。
お茶。
生薬タイソウ(ナツメのこと) とよもぎ。どちらも温性食品。
冷えの分類で(冷えには) 血が足りていないことが原因に
なっている冷えもありました。ナツメとよもぎで補血。
それから養生法のひとつとして“体温以上のものを摂る” と
いうことを習いました。飲みものも然り。冬も冷えたビールが
好きなわたし。体は冷えて冷蔵庫化しているというのにも
関わらず冷えたビールを体に入れるという…ドMだ(笑)。
季節と臓器の関係。
冬にリンクするのは“腎”。冷えとも関係しているぞー(臓)・笑。
腎は生命力の源。そこに蓄えられている生命力が“熱の素”
で、それが少ないと全身が冷えるのだそうです。症状としては
めまい、むくみ、下痢など。温めると楽になるそうです。
腎機能アップ、冷え対策の薬膳です。
鶏肉で北京ダック風。“冷え” と“腎” を補うメニューです。
ポイントは寒性のきゅうりを微涼性のみつ葉に代えている
こと。停滞、停積している血をとかすそうです。ねぎは長ねぎ
も万能ねぎも効能は同じ。体を温めて寒気を散らすそうです。
タレはくるみみそ(くるみ、はちみつ、みそ、しょうゆ)。
春餅かと思いきや~大判ぎょうざの皮使い(笑)。
各自、卓上であぶりながらいただきました。
わたしは半生の焼き具合が好み♪
体を温めて血を活性化させるなら~えびとにら。
にんにくで炒めてしょうゆで調味。
にんじんは身近な補血食品。蒸し煮するサラダです。
組み合わせは生薬カイショウシ(松の実) とレーズン。
調味は塩。例えばレーズンやプルーンなど “黒くてぬたぬた
したもの” の類は血を増やすそうです。
先生は今、西太后の人物像が描かれた本を読んでいる
そうで、そこからの一品?(笑)。美に対して貪欲、シミひとつ
なかったという西太后が好んで食べた生薬サンヤク(山芋) です。
山芋は千切り、ミルしたくるみと和えて油揚げにin。
トースターで焼き、万能ねぎをあしらってポン酢やしょうゆで
食べる。千切りにした山芋にプラスすりおろしたにんにくを
和えてもいいそうです。ビールください(笑)。
パセリの造血作用を利用したレシピ。
丸にしているは里芋です。藻塩でいただきました。
炊飯器の中。スイッチを入れる前に見ました。干貝柱だ! と
声に出して喜んだのですが、しかしそれは干貝柱ではなくて
キンシンサイ(金針菜) という生薬でした。ユリ科で花蕾を
乾燥させたものだそうです。刻んでいたのは茎の部分。ぎょ!(笑)。
ごはんに入れた具材は他に生薬ショウキョウ(生姜) と
油あげ。生姜のミニ知識も習いました。
初旬のものは“子姜”、野菜のひとつとして摂る。
通年出回る辛味が強い根しょうがは“老姜”、薬用となる。
干した生姜は“乾姜”、漢方薬としてよく使われる。
(お腹を) 温める力が強いのは干した“乾姜” だそうです。
汁ものは粕汁。鮭も酒粕も温性。涼性の大根を加えたのは
春に向けての体ケア。春までに胃腸を整えておきましょうの意。
デサートはお汁粉。黒ごまで“肝” “腎” を補います。
黒ごまペーストを豆乳でのばして、とろみを上新粉で
つけています。焼いた餅をのせあしらいに生薬クコシ。
クコの実です。
実習時間には余裕がありました。
新大久保のコリアタウンでゲットしたというホットックミックスを
手に近づいてくる先生(笑)。レシピはオールハングル文字。
ははーん。先生、丸投げしたなー(爆)。
ええい! 現地屋台を思い出し雰囲気で作りました。
ホットックミックス1箱で10枚出来ました。
現地とは違ってノンオイルで焼いたのでツヤ感はないの
ですが意外と美味しい!
持参した薬膳ゼリー。
白ワインゼリーの一部を刻んでみました。キラキラ☆
新年の初レッスンなので筆文字を書いてランチョンマットに
してみました。喜んでいただけて嬉しかったです。
先生は玄関にも飾っていました。え! えーーーっ(笑)。