実家の父の一周忌が無事に終わりました。
一年前、霊柩車での移動中、太陽に包まれました。
時期的には、冬至の日をもって蘇った太陽。
とても大きくて、ぽわ~んと眩しくて暖かくて、何とも
言えない感覚で「あ、お父さんだ!」 と思いました。
わたしのお父さんは寿司職人でした。
大分市に店を開き、35年もの間、地域の方、遠方の方に
その味を美味しく召し上がっていただきました。
お酒も好きだったので、大分に居ながらにして、
全国の酒めぐりもしました(笑)。
平成の時代なので、あと10年は現役でいて欲しかった
のですが、それは父の寿命。
あの日も、いつのものように市場で目利き。
寿司弁当を握って・作って納め、昼は母と並んで
まかないを食べて「美味しいのお」と。
夜の営業時間まで、お昼休みの時間を使い、
趣味だった囲碁、その大会に出ている時に倒れました。
一度は救急車を自力で呼びました。
手術後に渡された着用のジャンバーには、
驚くことに集金したお代が入っていました。
倒れるわずか2時間前には、福岡まで虫の知らせも
届けてくれました。今なお思う、あの知らせの不思議。
わが父ながら、あっぱれ!!
火葬場からの帰り道、見上げた空には、養い育てて
くれた父の10本の指のような雲がありました。
後にも先にも不思議な雲ですが、ま さ に
“天からの手紙”。今後もちゃんと読めますように。
法事が終わると、とんぼ返り。
日常を淡々と過ごすのです。
帰宅する頃には
晩ごはんの時間だしな~
作るの面倒だしな~
お惣菜と牡蠣フライを狙い、べっぷ駅市場(大分県別府市)
に寄りました。ここにはローターアクトの仲間がいます。
日が沈む時間は自宅に向けて走っていました。
どよーんと曇っていたので期待はしませんでしたが、
現れました。再び、あのとても大きくて、ぽわ~んと
眩しくて暖かくて、何とも言えない太陽です。
包まれました。
一年前と同じ感覚「あ、お父さん!」です。
西にあるという極楽浄土、間違いなく空からの手紙でした!
晩ごはんは、うなぎ屋のあっちゃんのお店で揚げて
もらった牡蠣フライを。あっちゃんのお店、冬は牡蠣も
最高なんですよ☆ おごちそうさまでした!
父が亡くなってから、父のその後が知りたいと浄土宗に
ついて興味を持つようになりました。
初盆の昨夏、知恩院に行ったのもそのひとつ。
また菩提寺の法要にもなるべく参加しようと
スケジュールの調整もしています。
菩提寺で年に5回、塔婆書きという役目をいただいた
ことも、書を続けていることを応援し、喜んでくれていた
父のご縁だと思っています。
父は今どうしているか。
“ 蓮の台に座りて、阿弥陀様から説法を聞いて
仏さまと同じになる修行をしている ” そうです。
なんと、その期間は50年!
50年経つとご先祖様の仲間入りが出来るそうです。
おやおや、お父さんも大変(笑)。
2016年は修業2年目の年なのです。
ですので、修業がうまく行くように、香(お線香) を
焚いて応援をすることにしました。
ですが、お線香(の世界) についてもまるで分かりません。
法要のたびに和尚さまからいただくお話や資料を参考に
気に留めるようになりました。
「自分たちはコシヒカリを食べるのに仏さまは
300円のお線香ではダメだ!」と例え話をして
もらって大笑い。
帰福して、微笑と春陽(京都 松栄堂) を実家に
送ってみました。
父の微笑みと、陽のように包んでくれる父をイメージ!
次の月命日の日、和尚さまのリアクションが
楽しみです(笑)。