福岡に戻る日はおせち料理、お雑煮、牛肉のビール煮を
習いました。レッスンの内容が内容なのでどうにも敷居が
高いのではとドキドキ。参加できたこと自体がミラクル!
この日を迎えるにあたりアドバイスをくれた皆様、本当に
ありがとうございました。
伊達巻。鬼簾使いがどうも苦手。時々は作ることをやめて
しまう年があります(笑)。想像していた以上にきっちり巻くと
上手くいきそうです。
おせち料理やお雑煮って家庭や地域ごとに様々ありますよね。
筒ごぼう。はじめて知りました。中に春菊のごま和えを詰め
ます。先生のお宅では通称、門松というそうです。
鯛の塩昆布和え。鯛のサクを引き塩昆布と和える。
盛り方にもコツがありました。
テーブルセッティング。
マットと皿、箸の位置関係に注目。
右上に和え物、左上に揚げ物。食前酒は右です。
お重箱。江戸末期だそうです。
つい最近まで九州国立博物館でやっていた徳川家の至宝展から
出て来ちゃったか! と思いました(笑)。
にしても金彩の素晴らしいこと!!!!! それぞれに盛りました。
はじめ。
蓋物に入れた黒豆のあしらいに松葉、(竹の)筒に見立てた
筒ごぼう、黒豆に添えた飾り梅。これらで松竹梅。
次。伊達巻、紅白なます、味噌松風。
最後はシャンパンで乾杯もあり!
きのこと生ハムのクロスティーニ、市田柿×キリ。
お重箱の細工の美しさ、盛り付けた料理の美しさ、しばしうっとり。
お重箱に盛られた料理は各自で皿に取り分けます。
皿の盛り付けは自由。
皿だけにサラーっと盛り付けると書いていますが、
それが見事な古伊万里ですので粗相をしたら大変です!
思えば思うほど、おどおどしましたが、先生から
盛り付けが2番目に上手! と褒めていただきました。
高低差が出せるようになるともっとよいそうです。
牛肉のビール煮。
圧力鍋を使わず、クリステル鍋で作るじっくり、ゆっくり料理です。
長時間煮る場合のふたの取り扱い、使うビールによる濃淡の違い、
倍量を仕込む場合の計算法など、たくさん習いました。
これからは家で作れます(笑)。
先生が食べ育ったというお雑煮、関東風です。
豊かなお出汁をいただきました。
胸がいっぱいでお腹に入らなかったお弟子さん作のフルーツ
ケーキ、黒豆、味噌松風、伊達巻をお土産にいただきました。
これからは襟を正して、きちんとおせち料理を作りたいと
思いました。縁起物、めでたいもの、願い、想い、祈りが
込められたものがたくさんあるわけで。そのことを忘れて
しまったらきっと台所を預かる者としての姿勢がダメに
なると思いました。
帰りの便でもポストカードをいただきました。
おまけはシール。
福岡空港到着。
滞在3日で学べたこと多数!
知っていることが増えると楽しいですね。
オットへの感謝は食卓で返すとします(笑)。
福岡空港で見つけた博多織の模様です。