筆で書く一番身近なカルタ…と言えば小倉百人一首。福岡の
大牟田市が日本カルタの発祥の地だと知りました。その歴史を
知ることも、なのですが大牟田という町がどんなところなのか…
の興味もありまして(笑)。
土曜日に行ってみました。カルタの資料館(無料) です。カルタは
ポルトガル人によって日本に伝えられ筑後の国・三池(現在の
大牟田市)で作り始められたとありました。
カルタいろいろ。蛤に絵を描いて対の1枚を当てる「絵合わせ」や、
和歌の上の句と下の句を分けて書き、札を合わせ取るカルタ。
小倉百人一首が「歌カルタ」 として親しまれるようになったのは
江戸時代以降だそうです。
しかしながら、蛤に和歌や物語の一場面があったり、文字を扇形
に書いていたり。そこに金箔を裏打ちしていたり。和歌のカルタは
とてもキレイでした。美術品だと思いました。
何より驚いたのが以前、はまやさんで買った写真の入れ物。同じ
ものが資料館に展示されていました。学芸員さんに尋ねると
「貝覆いで使う貝の収納箱」と教えてくれました。
貝覆いとは、大名家の姫様たちが、蛤の殻を使って遊ぶ神経衰弱
のようなもので、殻の内側に描かれた絵を合わせます。
蛤は180対、360枚。この360枚を収納する専用箱だそうです。
また、蛤(の殻) が他の貝とは決して合わないことから、夫婦和合、
ただ一人の人と添い遂げるという願いを込めて、結婚の意志を
伝える道具にもなっていたそうです。そんなことから、ひな祭りには
蛤のお吸い物なのですよ、と教えてくれました。へぇ~。
家にある箱には、脚に穴が開いているのですが、と尋ねたら
それは背負い用の紐を通す穴だそうです。へぇ~。
箱は明治ぐらいまで作られていたとのこと。へぇ~。
いろいろが解決しました(笑)。
資料館を出、カーナビを見ると海が近いような表示。10分も走れば
お隣の熊本県荒尾市、有明海です。
貝殻がたくさんある砂浜。ここは潮干狩りが出来そう。
帰り、「道の駅おおむた」に寄りました。麺類がたくさん。
そして粉の練り物。形もおもしろ~い。球状や四角にのばした
だけの状態で売られていました。
アロエも食べるのですね~。
周辺はみかんの産地。ご当地ソフトはみかんでした。ソフト
クリームというよりはシャーベット状♪
建設中の九州新幹線、新大牟田駅を左に見、最寄りの南関
(nan-kan) インターへ。
買ったもの。インターと同じ名のあげ。味噌、ねこまんま(みその
お茶漬け)、こんにゃく、生のり、銘菓マロンチョコ(一口サイズ。
餡でくるんだ栗をチョコレートでコーティング。素朴な甘さ)。
それから砂浜で拾った貝殻♪なかなかいい町でした。
Jan.22