5月のレッスンが無事に終了しました。
お孫様が初節句を迎えたという生徒様から
お福分けをいただきました。おめでとうございます!
早速、室礼に加えさせていただきました。
お茶と和菓子は、嬉野新茶、山口(県の) ういろう、
バラをかたどったフラワージェリー。
麻デザインの紙ナフキンで、兜を折り、添えて~
としていましたが、ぎょえ! 撮影漏れです。
ワークショップはリクエストをいただいた
鶏きも(レバーとハツ) の煮物。
ご存知の通り鶏の肝臓と心臓を使う常備菜です。
薬膳には “同じ部位を食べるとその部分が良くなる”
という考え方があるので、(春の) 肝ケアと、(夏の)
心ケアを同時に、また肝の回復と心の強化を
考えてみました。お持ち帰り品です。
今月の五季食楽(ふじももキッチンのお食事) テーマは
ビタミン対策と、走り梅雨対策。
梅雨本番前に備え、身体を調整しておくことを
目指しました。
食前のドリンクはいちごとバラのソーダ。
薬膳風にしたポイントは玫瑰花を加えたところ。
ビタミンC量はレモンと同じ。ビタミンEもあります。
お色が乙女色。皆さま、きゃあきゃあかわいい(笑)。
お肉料理。
5月と7月は効能が強そうなお肉(の部位) を使い
脾胃にやさしい、吸収の良い、そして力の湧く
ようなスープを予定しています。
5月はすね肉。
漢方食材などと合わせ煎じるようなイメージで
ゆでました。薬膳風のゆで牛すね肉。
スープの味つけは、塩。
具材は、きのこ類の中でビタミン類が多いえのき茸。
薬膳として食べると化痰、解毒、通便の効能。
それから、きゅうり。
夏バテ予防の野菜で、薬膳として食べると、体を
冷やして熱を取り去る作用や、利尿作用があります。
ゆでたお肉は、ポテトサラダに。
じゃがいもを薬膳として食べると胃腸を丈夫にする
働き。疲労回復。体力、気力を充実させます。
加熱に強いビタミンCなので紫外線対策としても。
魚料理は、マグロのレモン塩たたき。
レモン塩は4月のワークショップで生徒様と仕込んだ
ものを使いました。
薬膳として食べるマグロは補気、補血。
胃腸を丈夫にして消化吸収の機能を高める働きです。
豆のおひたし(今回はスナップエンドウを使いました)。
野菜の豆類は梅雨本番に入る前が旬の盛りで美味しい!
薬膳として食べると体の中のいらない水分を排出。
消化器の働きが上がるよう “湿” を追い出してくれます。
ごはんは、ひじきと赤パプリカの混ぜ御飯。
夏の臓「心」の効能のひとつに “養心” があります。
心の働きを円滑にすることなのですが、ひじきには
この養心の働きがあります。春摘みの生ひじきが
出回っているのでそれを利用しました。
シンプルに煮たひじきですが、カルシウムが体内
に吸収されやすくなるよう酢を加えます。
赤パプリカは、夏の色の「赤」。
薬膳として食べると、胃腸の働きを活発にする
作用があったり、気をめぐらせます。
デザートはオレンジとアーモンドのケーキ。
オレンジは体にこもっている熱を取る働き。
アーモンドは “安神” 。
夏の臓「心」の効能のひとつで、精神不安や、
いらいらしてじっとしていられない、という
気持ちを落ち着けます。
お福分けのお菓子を直会(なおらい) させて
いただきました。
デザートと一緒にお出しする漢方ティーは、
菊花ベースに棗と玫瑰花と枸杞の実。
どなたでも手に入れやすいという理由、それから
お味、品質の問題の理由から、ふじももキッチン
では菊花の扱いを(同じ菊科の) ジャーマンカモミール
で代用していただいても可、というふうにしています。
日曜日のクラスのセミナー中、ご近所さんから釣果を
いただきました。早速お刺身に変身!
ちょっとした別腹でした(笑)。
ご参加をいただきありがとうございました♪
撮影漏れがぽつぽつとあってびっくり&残念!
来月の宿題です(笑)。
◎ 6月の教室は9日(土) と10日(日) ◎
暦は芒種と入梅と夏至。
ワークショップは薬膳常備菜づくり。
梅雨どきは、じっとりとした湿度のせいで
(気血水の) めぐりが悪くなります。
そんな時のカバー野菜が玉ねぎ。
薬膳として食べると
・胃腸を温めて気のめぐりをよくする
・血のめぐりをスムーズにする
・余分な水分を排出 するなどです。
薬膳の先輩から伝授していただいた
とっておき、ドはまりしている常備菜を
作りたいと思います(お持ち帰り品)。
先輩っ、ご快諾ありがとうございました!
五季食楽(ふじももキッチンのお食事) は
梅雨の湿邪とカビ対策、気圧の変化による
むくみ対策。利尿作用、殺菌作用、消化器に
働きかける家庭薬膳料理を予定しています。
場所:大分県大分市。
両日満席を頂戴しています。
ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。