それは嗅覚障害
臭いを感じにくいという症状は
痛くもかゆくもないから
脳脊髄液減少症は
激しい痛みや激しいだるさの方がつらいから、
痛くもない嗅覚の障害は
気づきにくいし、
気づいても医師に言わない。
限られた診察時間では、
医師に言うべき優先順位の症状は、
患者が辛い順だから。
点滴をした直後や
ブラッドパッチした直後に
視覚が良くなったのは比較的自覚しやすいけど、
嗅覚は、治療直後によほどいい匂いや、かすかな匂うものに出会わないと、嗅覚が良くなった事には患者も気づかない。
治療を終えた直後は、お花畑にいるわけじゃなく、病院だから、視覚の変化は気づくけど、匂いは気づきにくい。
つまり、患者は自分が気づかない事は、
医師にその治療直後の変化を伝えない。
だから、医師は患者の体で治療後何が起こってどう症状が改善しているのかは知らない。
医師は、治療効果として、
痛みやだるさの改善などわかりやすい症状以外の患者が言わない事は知らない。