コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

キンセイラン ~ 奥久慈

2019-07-05 18:08:52 | 登山


今日最後の目的は、この奥久慈の山でキンセイランを探すことです。

奥久慈の山の何処かにいると思われるので、私がいろいろ考えて探索する山を決めてみました。
やまそだちさんに伝えると、その山ではないけど、ある山の何処かに自生しているらしいので
先週に3人で探してみたけど見つからなかったとのこと・・・・・

それは、私が感で決めた山よりも確実な情報ですので、場所を変更して、その山を探索する
ことにしました。

今2時過ぎですので日没まで約5時間の内、約4時間位は探し歩けるだろうと思います。
最初は先週にやまそだちさん達が探したという場所の周辺を探してみましたが
やはり見つかりませんでした。
広大な山ですので、焦って探してもしょうがなく、いつものように森を楽しんで歩くのを
目的にして、時々ガサガサと入ってみたり・・・・・斜面を下まで降りてみたりを繰り返して
奥へ奥へと進んで行きました。



鳥の巣を発見。もう卵が割れて巣立ったようです。











コクワガタ!











クモキリソウは点々といますので、その周辺を集中的に探してみますが・・・・

いませんね。











基本、シットリした杉林を中心に探しましたが、いそうでいませんです。
今まで奥久慈の山を探索してもエビネの葉も一株も見ていません。
ましてキンセイランは小さな葉ですので、花茎が伸びて花を咲かせている今が
見つけるチャンスだと思いますが、だんだんと疲れてきました。

やまそだちさんは遅れ気味になり、私も時計の針が気になり始めてきました。
今回は次のピークまでと決めて、途中の薄暗い斜面の下へ降りてみて戻ろうとした時

一瞬見落とすことなく目が止まりました。

ザックを放り投げて近寄ります。














ほんとうに咲いていました。

キンセイランの花は初めて見ました。
これは前回のサルメンエビネより更に見つけることが難しい感じです。
花景気が杉林の風景に溶けこんでしまっていますね。
朝日が差し込んで花弁を照らしているときなら目立つかもしれませんが
この草に覆われた斜面では目立たないかもしれません。
少し落ち着いてから周辺を見渡すと・・・・周りにはキンセイランが何株もいました!
足元には小さな株もあって踏んでしまいそうでした。






















その先にも数株見つかり、戻る時にもまた見つかりました。
花の周辺には、今年は咲かなかった株も多くみつかりました。



もしかしたら、これもキンセイランなのかな~











私はタガネソウと思っていましたが、何だかキンセイランのような気もしてきました。
だとすると、かなりの群落があります。
直ぐにタガネソウとわかる株もありますが、何とも微妙な株もいます。
もう少しよく花の咲いた葉を観察すればよかったと思いました。
以前に房総や高尾山でシュロソウの葉をエビネの種類かと勘違いしていたことも
あったので、次に来たときにはよく葉っぱも観察してみます。

何はともあれ、本当に見つかって良かったです。
かなりきていた、やまそだちさんの疲労も何処かへ行ってしまいました。
花の様子から、今回ぎりぎり最後だったでしょうね。
何とか今年中に見つけることができて、本当に良かったです。
もう信州や愛知まで行くこともなく、地元でゆっくり観察できますね。



















7月2日








コメント (2)
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