昨日は健康保険組合の健康診断。 会場は電車に乗って行きます。
義父の所に行かないと決めた日は、用事や遊びをまとめておこなうので大忙し。
朝ご飯を食べながら、本日の予定を頭の中でシミュレーションしていたら、気が付いた
朝ご飯食べちゃいけないんだわ
おかげで胃のバリウム検査はできませんでした。 残念~
ということで旅行記に戻ります。
7日目 ヘルシンキ
昨日市内の観光名所は行ってしまったので、今日はお買い物
8時半ごろ出発。 メトロで移動。
鮮やかなオレンジ色。 気持ちが浮き立ちますね
車内もオレンジ一色。
4人掛け、向かい合わせの座席の窓の下には横棒があり、そこには新聞が数誌かかっていた
読みたい人が読んでまた元に戻して、電車を降りる。 こんなシステム、初めて見た。
冬は雪に閉ざされ白一色、そんな中で、公共の場所は明るく軽快に、そして居心地良く過ごそうという気持ちの表れなのかしら。
10分ほど乗って、 街を歩くと こんな古い建物が。 何でしょう?
ハニカミエのマーケットホール
マーケットが、こんな立派な建物の中にある。 真冬でも安心です。
一階は肉、魚、野菜、果物、お菓子。
生肉は、さすがにすぐ食べたいとは思わないけど、焼いた魚や、酢漬けの魚、燻製など、
すぐにでも食べたい美味しそうな物が並ぶ。 さすがに漁港が近いだけあるわ
↑の段の左側は菓子パン。 ホテルで食べたが、形は悪いけれど少し甘めで美味しい。
フィンランドはベリーがたくさん採れるので、ベリーのスウィーツも食べたくなる。
肉屋には塊肉がドーンと並ぶ。多分色々な動物の肉があるのでしょうね。
「かもめ食堂」 の主人公がこのマーケットで、トナカイの肉を買っていた。
2階にマリメッコショップがある。
ほかの場所の お洒落なマリメッコショップよりずっと親しみやすくて、ここで布を買った。
他にも、雑貨屋、土産物屋、手軽な食堂が並ぶ。
また、メトロに乗り 15分。
そこから 紅葉散る郊外の寂しい道を歩いて20分
マリメッコ 本社です。
この入口を入ると・・・・・
白一色の室内。
奥がマリメッコショップ。 ショップの更に奥に入るとアウトレットショップになっていて、
20から30%引きでファブリック製品が買える
母娘は夢中で時間を過ごし、私はTシャツと、布を買った。
色とりどりの沢山製品があるので目移りするわ~
マリメッコのファブリックは、明るく鮮やか、色の組み合わせと模様が大胆。
思い切りがよくて、見ているだけで気持ちが明るくなる。
冬の長いフィンランドでは、室内を快適に明るく過ごすために、こんなファブリックが好まれる。
日本では湿気が多く、伝統的に もやっとした中間色やパステルカラーが似合う国なのだが、
マリメッコのファブリックを見ると、国の気候や国民性により、好まれる色彩が違うのがよくわかる。
(ネットから画像を拝借)
会社なので、若い女性が沢山働いている。 それが皆、マリメッコの洋服を着ていて、何とも華やか。
フィンランドの若い女性は色白で背が高く、美人が多い
社員食堂は観光客もOK
テーブルクロス、クッションもマリメッコファブリック。
社員食堂の食器は全てマリメッコ製品。紙ナプキンも。食べる社員もマリメッコのお洋服。
作業着を着たがっしりしたおじさんも、ジャンパーの中はマリメッコの橙色の縞柄Tシャツだった。素敵
このドット柄のスープカップを息子のお土産に買った。
メトロに乗って・・・・トラムに乗り換え
着いた先は ARABIAの陶器工場。 1873年創業。
日照時間の短いフィンランドで、日常生活に潤いをもたらすような美しい陶器を作り続けている。
昔からよく見かけるムーミンシリーズのマグカップも、iittalaの食器もここで作られている。
案内図を見ると想像がつかないぐらい広いようだ。
工場見学が、予約制で出来るそうだ。
50ユーロぐらい? 高いな~と思ったが、ここまで来る機会もないし、一応見学できるか聞いてみた。
やはり、前日までの予約がないとだめだそうだ。
なお、50ユーロ?は1グループの見学料金らしい。
アラビアの美術館。お客は私達二人だけ。
食器が置いてあるだけで、何の工夫もない美術館だったわ
ドアの向こうは、アラビアのアウトレット。 娘はしこたま買い込んでいた。
私はマグカップとお皿ぐらい。
帰り道で見かけた古いレンガ作りの工場群。
4時ごろホテルに一度戻り、街の中心を散策、娘は買い物。
マリメッコのかわいいスニーカーをゲットしていたが、
友人にスマホでスニーカーの写真を送り、友人の分も買っていた。
若い人たち、やる事がさすがに違うわね。。
そう言えば、今回の旅行、娘のスマホの地図情報が大活躍。
迷わず目的地に行けるのはとても助かった。
「かもめ食堂」のラストに出てきたレトロな公共プールがこの奥にある。
泳ぐつもりで水着も持ってきたが、疲れたので入り口の見学のみ。
北欧家具の店、ムーミンショップ、などなど ウィンドウショッピング。
フィンランドには楽しい店が沢山あり、飽きない。
そろそろ夕やみ迫る頃。
今日はフィンランド料理を食べに行きましょう
鮭のクリームスープなんていいわね、とウキウキしながら、ガイド本に出ていたレストランに向かった。
が、予約が必要と言われ、トラムに乗って次のレストランに向かったが、そこもダメ。
真っ暗になり、それ以上歩く気にならず、ホテル近くのイタリアンに入ってしまった。
北欧に行ったのにイタリアン?と納得がいかなかったが、仕方ありません。
残念ながら、フィンランドでは良いレストランに巡り合えなかったわ。
8日目 最終日
朝から冷たい雨。
駅前の屋外温度計は摂氏1度。 たくさん着こんでいるので寒くないけど、東京の真冬より寒い。
17時過ぎに出発なので、午前中は時間がたっぷりある。
何となく街に出て、デパートに行ったり、
マリメッコ併設のカフェで お茶したり・・・・・・
そうそう、泊まったホテルの真ん前にあり、気になっていた、歴史博物館に行ってみましょう。
今まで行ったフィンランドの博物館、美術館に物足りなさを感じていた娘と私。
どうせ・・・・・と思っていたら
あらら~ 今まで行ったどの博物館、美術館より賑やかで活気がある。
入り口にあるのはインパクトある像の剥製? 作り物かな?
子供たちの声が賑やか。観光客らしき人たちは私達だけ。
今日は雨なので、地元の子供達が押し寄せたみたい。
展示が面白い。
左は人の影に バラバラになったマグネット付きの骨を置いていく。
鳥バージョンや、牛バージョンなどがあり、子供たちが群がっている。
レクチャールームもあり、沢山の子供たちが、絵を描いたり、工作をしたり楽しそうだった。
右のトラが、トナカイを襲う剥製は、さすがに狩猟民族だと思わせるような展示だった。
獲物を捕る、食べる、は非常に重要な事と考えられており、このほかにも熊が鮭を捕り、食べる展示、
ライオンがシマウマを群がって食べる展示などがあった。
日本ではこんなリアルな剥製の展示は見たことがない。
一番上階の恐竜の展示。 この一角はスタンプラリーが楽しめるようになっており、
こども達が、目を輝かせてあちこちまわっていた。
最初、私達観光客が、それも大人がここに来て場違いかと思っていたが充分に楽しんだ。
日本の博物館にも、こんな風に学習しながらこどもが楽しめる施設が欲しいと思った。
日本の博物館、まだまだ工夫が足りないです。
この博物館、良く見れば優雅な建物。
冬場は厚いコートを着るので、コート置き場が広い。こどもたちの服装が色とりどりで可愛い。
外に出るとみぞれ交じりの雨。ヘルシンキはもう冬です。
この後、タクシーで早目に空港に行き、10月19日帰国。