昆山城市公園の次は鉄道の昆山駅に近い、古い街の方へ行ってみることにしました。
亭林園は昆山市街地唯一の山、玉峰山にある有料の公園です。
最寄り駅は、地下鉄11号線の玉山広場駅です。
駅を出て亭林路を北の方へまっすぐ10分ほど歩くと亭林園の入り口があります。
地下鉄駅から亭林園までの道は、昔ながらの商店が並ぶ大きな通りになっています。
少し横道にそれると、小さなカフェなどが結構たくさんあります。
昔はコーヒーを飲むのにも苦労しました。
今ではどこにでもスターバックスがあるようになり、
最近では、手ごろな価格でコーヒーが飲めるチェーン店や小さなカフェも増えました。
亭林園の入園券は窓口で買うと20元、QRコードを読み込んでネットで買うと18元です。
大きな公園なのですが、今回はあまり時間がなくて園内の1/3ほどしか周っていません。
亭林路の突き当りにある東大門(東南門)は、玉峰山の南側になります。
こちらの門の近くに昆曲博物館、顧炎武記念館、昆石館などがあります。
この公園はいくつかの庭園を清代の1906年にひとつにまとめたものらしく、
当時は玉峰山の形が馬の鞍に似ていることから馬鞍山公園と呼ばれていました。
1936年には昆山千灯鎮出身の学者、顧炎武(号は亭林)が亭林公園と改名しました。
亭林園の名になったのは2000年以降です。
また南北朝代に円周率を発見し、後に昆山の県長となった数学者、祖冲之の像も園内にあります。
昆山では、動力や食品加工などの機械類の研究や製造に携わったそうです。
休日の園内は子供連れからお年寄りまで、多くの人で賑わっていました。
山の中には洞窟もあるみたいです。
山の麓の道を一回りすると2kmほどの距離になるのかと思います。
どういう公園なのか楽してざっくり知りたければ、子供用の乗り物に乗るのが手っ取り早いかもです。
子供だましのようにちょっと走って戻って来るのではなく、20分ほどかけて本当に園内を一周します。
玉峰山には、いろいろな場所から登ることができそうな感じです。
山の方に向かってあちらこちらに階段があります。
今回は建物や庭をちょっと眺めて、玉峰山もほんの少し登ったただけです。
次はもう少し時間のある時に行ってみようと思います。
玉山広場駅と亭林園のちょうど中間ぐらいの場所には奥灶麺の発祥と言われる奥灶館もあります。
魚出汁スープの奥灶麺は昆山名物のひとつです。
昼休憩なしに営業していると思うので、公園の行きか帰りに寄ってみるのもよいかと。
また暇な時に地下鉄11号線の途中下車の旅?に行ってみようと思っています。
余談ですが、地下鉄11号線は上海から蘇州まで無人運転です。
ほんの少ししか散歩していないので、本当のことはまだまだ分かりませんが、
昆山って、日本人が生活しやすい街なのかもという気がします。