ハルビンに到着した翌朝は、雪の多い牡丹江方面へ移動。
ツアーバスに乗って亜雪驛站と大禿頂子山へ向かいます。
この日のハルビンの朝の気温はマイナス27℃。
標高の高い方へ行くので、おそらくずっと気温は上がらず、夜は確実にマイナス30℃以下になりそうです。
蘇州からハルビンへの移動や、市内観光だとツアーを申し込む必要はないのですが、
ここから交通手段の少ない田舎へ自力で行くのはちょっと難しいかも。。
ということで、今回は現地集合のツアーを申し込みました。
ハルビン市内2泊と中国雪郷風景区の1泊に食事が6回付いて、
1人あたり1000元ちょっと、春節期間でこの値段はかなり安いと思います。
ただし、後からガイドがいろいろなオプションを提案してくるので、
最終的には、1400元ぐらいになりました。
(もちろんオプションは全て断っても大丈夫です、あれこれ言われますけど)
バスで高速道路(綏満高速公路)を2時間ほど走って、亜布力インターで降ります。
極寒の中、公安がシートベルトの取り締まりをしていました。
バスの乗客もシートベルト着用義務があるので、バスの中まで調べに来ます。
ここからはずっと下道を走ります。
亜布力スキー場の近くで、食事とスキーウエアのレンタル。
上半身はそんなに寒くないのですが、下半身はヒートテック2枚重ねでも、
マイナス30℃には太刀打ちできず、オプション料金を払ってレンタルしました。
食事の場所ははっきり覚えていないのですが、
地図を見ると、亜布力殺猪菜という団体旅行客向けのレストランだったのかも(全く自信なし)。
ここでは馬ぞりに乗せてもらえます。
そりの行き先は、昔の東北の農村っぽい建物を再現した所。
村の入り口では刀を持った村人役が金や食料をよこさないと入れないよ!
という、寸劇をやってくれます。
馬ぞりで遊んだ後は、亜雪驛站(ya xue yi zhan) に向かいます。
”驛站”とは、宿場、宿駅の意味で 古代に役所の文書を逓送する官吏が、
駅馬の乗り換えや休息・宿泊するために設けた宿場が由来だそうです。
亜雪驛站のある場所は雪の多い海林市。
海林市は牡丹江市に属しており、場所の表し方は牡丹江市海林市になります。
市が2つ並ぶのは日本人にはちょっと違和感がありますが、中国ではごく普通です。
園内にはミニ動物園があったり、十里画廊と名付けられた、
森や建物の雪景色を楽しむ道が造られています。
寒いので、積もった雪は雪だるまを作るのが難しいぐらいにサラサラです。
雪景色は十分堪能できるのですが、とにかく寒い。。まつ毛もすぐに凍ります。
十里画廊で雪景色を楽しんだら、次のアトラクションはタイヤそり。
トラクターのような車輪の大きな車でタイヤを引っ張ります。
かなりスピードを出すのでしっかり掴まっていないと振り落とされそうになります。
また、車輪から巻き上げられた雪が頭から降りかかるので、フードを被っておく方が無難です。
ミニ動物園→十里画廊→タイヤそり→四駆でスノーモービル乗り場まで移動→
スノーモービルに乗って大禿頂子山の山頂へというのが亜雪驛站の定番観光ルートのようです。
四駆とスノーモービルは混んでいると待ち時間が長くて凍えます。
四駆もスノーモービルも単なる移動ではなく、
雪道を楽しんでもらうためのアトラクションなので、結構スピードを出します。
道もわざとでこぼこを作ってある?と思える感じなので、油断するとどちらも座席からお尻が浮きます。
大禿頂子山は説明を見ると標高1690mと書いてあったのですが、
山に置かれている標識には1715mと刻まれていました。
どちらが本当なのでしょう。
山頂に着いたのは16時前、もう夕暮れの感じです。
17時過ぎには山の後ろに太陽も隠れそうです。
気温が低く日も差す天気だったので霧氷を少し期待していたのですが、見ることはできませんでした。
大禿頂子山のように木にも雪が積もるような場所ではそもそも無理ですね。
寒いのでダイヤモンドダストはいつでも見えています。
写真はいまいちなのですが、霧氷ができるとこんな感じです。
この日の夜は中国雪郷風景区で宿泊、もう少し奥地?まで移動です。
寒さ対策も兼ねてずっとマスクを着用していましたが、
マスクを外すとそのままの形で数秒で凍ってパリパリに。
久しぶりの雪遊びはまだまだ続きます。
中国雪郷風景区では夜の雪景色を楽しんできました。