雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 11月26日(金) ぼくは歌劇のCDを、娘は宝塚歌劇を…

2010年11月27日 06時20分37秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月26日(金) ぼくは歌劇のCDを、娘は宝塚歌劇を…

 城北図書館の音楽CDに、オペラのCDがかなりあるので、最近、ビゼー「カルメン」やワグナー「ワルキューレ」などを聴いていたら、まるで符節を合わせたように、ここ数日、女のIさんも、宝塚の日本製歌劇を聴いていました。
 妻のN子さんも、なぜか気に入ったようで、いっしょに見ていました。

 「カルメン」を聴いて思ったのは、オケだけの「カルメン組曲」とは違って、まるでソロとソロの、ソロと合唱の、声とオケのかけあい漫才のようなおもしろさ、です。

 もちろん、カルメンや{指輪」は、フランス語やドイツ語などの原語ですので、頭の中で訳さないと感じ取れないマイナスはありますね。
 「宝塚歌劇」は日本語ですから、そのままでわかるのは、いいですね。

 

 

 

 

本と映像の森103 尾瀬あきらさん作『夏子の酒 第2巻』モーニングKC、講談社、1989年第1刷

2010年11月27日 05時53分25秒 | 本と映像の森
本と映像の森101 尾瀬あきらさん作『夏子の酒 第2巻』モーニングKC、講談社、1989年3月23日第1刷、224ページ、定価485円+消費税15円=500円

 第2巻は、佐伯酒造の朝6時から始まります。
 夏子さんの解説「酒造りは、一口に言ってしまうと、お米を発酵させてアルコールにすることです。
 でも細かく言うと、これはもう大変な工程と技術がいるのです」

 第1巻で登場した大酒飲みの「元・米づくりの名人」である宮川さんを、夏子さんは訪ねて、酒米・龍錦の栽培の指導をお願いしますが…。

 宮川さんは、龍錦のような優秀な酒米は、重さも重くて、丈も高くなり、台風の被害も受けやすくて、栽培しにくい米だと夏子さんに「あきらめろ」と言います。
 「でも、方法はあるんでしょ」と反問する夏子さんに、宮川さんは「ねえことはねえ。根性のある米をつくるには根性のある土をつくれってことさ」と。
 「どうやって」と問う夏子さんに「このへんの土はぼろぼろさ」と答える宮川さん。せつないですね。

 夏子さんは、郷里に残っている同級生たちとの飲み会で「実はね、わたし、龍錦という酒米を栽培したいの。倒れやすく、虫害にもあいやすい難しいお米で、化学肥料や農薬を使わず堆肥で有機栽培しなくちゃいけないの」と問いかけます。
 答えの一つが「そもそも堆肥なんてどこも作っちゃいないんだ。俺なんか見たこともねえよ」と。

 孤軍奮闘する夏子さんを、老百姓の宮川さんや、同級生たちが、助けてくれて、なんとか、苗を植える25坪の田んぼのめどが立ってきました。

 お酒もそうですが、日本人のくらしって、醤油も、納豆も、すしも、味噌も、お酒もぜんぶ「発酵」でなりたっています。
 「発酵」の勉強もしたいです。

 
 

 

雨宮日記 11月25日(木) 深夜の仕事中に車のライトが…

2010年11月27日 05時45分27秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月25日(木) 深夜の仕事中に車のライトが…

 仕事で深夜、車を運転していて、数日前からライトが不安定で消えたり、ついたりしていてのが、ついに完全に切れてしまいました。
 
 アッパービームはついたので、仕方なく、アッパービームにしてできるだけ裏道を通って、わが社に帰って、自分の車で残りの仕事をしました。
 
 配達の順序を変えたので、1カ所、落としてしまい、最後に配り直したので、さらに終わる時間が遅くなりました。
 疲れた!

 

本と映像の森102 石川啄木さん著、久保田正文さん編『新編 啄木歌集』岩波文庫、1993年

2010年11月27日 05時19分11秒 | 本と映像の森
本と映像の森102 石川啄木さん著、久保田正文さん編『新編 啄木歌集』岩波文庫、1993年5月17日第1刷~2008年7月4日第19刷、440ページ、定価800円+消費税

 石川啄木さんは、1886年生まれで、1912年に亡くなりましたから、26才でした。

 生前に刊行された第1歌集『一握の砂』の551首と、死後刊行された第2歌集『悲しき玩具』の195首、初期から編年体でたどる「補遺」が掲載されていて、「全首索引」がついています。

 よく知られた歌も、あまり知られていない歌も、ぜんぶ読んでいくと、何かが自分の中に生まれてくる気がします。

 「いのちなき砂のかなしさよ
  さらさらと
  握れば指の間より落つ」

 これはよく知られていますね。
 以下、すこし里山風の歌を数首、選んでみました。

 「ふるさとの
  かの路傍(みちばた)のすて石よ
  今年も草に埋もれしらむ」

 「ほのかなる朽木(くちき)の香り
  そがなかの蕈(たけ)の香りに
  秋やや深し」

 「世のはじめ
  まず森ありて
  半神の人そが中に火や守りけむ」

 こういう短歌や、俳句や、詩も好きですので、読んでいきたいと思います。