原発ニュース NHKテレビ「大震災発掘 第2回 巨大津波」を見ました
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12月25日(日)クリスマスの夜に、NHKテレビで夜10時から11時まで、「ETV特集シリーズ」の「大震災特集 第2回 巨大津波 新たなる脅威」を則子さんといっしょに見ました。
ボクとしては仕事に行く直前の時間なので、ふつうは録画して後で見るのが通常ですが、娘が先に同じ時間帯で別の番組の録画をセットしていて、しかもその録画が始まっていたので、娘に「録画解除してもいいよ」と許可を取ったのですが「録画途中で解除はできません」というシステムなので、録画がだめでした。
それで、ちょうどテレビの部屋にいた則子さんと二人で見ることにしました。
2
科学は事実と仮説といいますが、すごいですね。番組は、高知大学の地質学者の岡村さん(体重80キロ)と、北海道大学の地理学者の平川一臣さん(名誉教授)を追っています。
プラスとマイナス、陰と陽のように対照的でおもしろいのですが、岡村さんが追っているのは、海岸から遠く、池・窪みに堆積した地震津波堆積物です。
逆に平川さんが追求しているのは、海岸沿いの崖にかけのぼった津波堆積物で、つまり、標高で何mとか十何mの堆積物です。
岡村さんの場合は、大学の若い学生たちと共に、西日本の沿岸の池の堆積層をボーリングする自主的なシステムを作りました。
つまり、ボートをいくつか寄せ集めて、自力で湖底の地層のボーリングシステムを作ったわけです。
平川さんの場合はもっと過激で、番組ではたった一人で、スコップ一つ持って、海岸の崖を調査していく初老の男性の姿をリアルに写していました。
ぼくは、単純に、その思いだけで、岡村さんや平川さんに感動しましたね。
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岡村さんが発見したのは、2000年前の西日本の「超巨大地震」です。2000年前というと、弥生時代なので、太平洋岸沿いの弥生時代の村が壊滅したこともありそうです。
それって、浜松の伊場遺跡にも関係してきそうですね。
平川さんが発見したのは、北海道東部の、アイヌの人たちが生きていた時代に起きた時地震です。アイヌの人たちは文字をもたなかったので、そういう地震が記録されていません。
平川さんは、北海道の「十勝沖」と「根室沖」の2つが連動した地震を追っています。
その結果、いままで慶長16年(1611年)におきた「慶長三陸沖地震」とされていた地震が、北海道沖の地震の津波であることをつきとめたのです。
すごい!
こういうドキドキする追求・推理・解明を、ぼくも追っていきたいと思います。
岡村さんも、平河さんも、自然が語りかける事実に耳を傾けて、「池の声に耳を傾けて」「砂が語っている」と言っています。
ぼくも、こういう自然の声に耳を傾けて聞きたいと思います。
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12月25日(日)クリスマスの夜に、NHKテレビで夜10時から11時まで、「ETV特集シリーズ」の「大震災特集 第2回 巨大津波 新たなる脅威」を則子さんといっしょに見ました。
ボクとしては仕事に行く直前の時間なので、ふつうは録画して後で見るのが通常ですが、娘が先に同じ時間帯で別の番組の録画をセットしていて、しかもその録画が始まっていたので、娘に「録画解除してもいいよ」と許可を取ったのですが「録画途中で解除はできません」というシステムなので、録画がだめでした。
それで、ちょうどテレビの部屋にいた則子さんと二人で見ることにしました。
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科学は事実と仮説といいますが、すごいですね。番組は、高知大学の地質学者の岡村さん(体重80キロ)と、北海道大学の地理学者の平川一臣さん(名誉教授)を追っています。
プラスとマイナス、陰と陽のように対照的でおもしろいのですが、岡村さんが追っているのは、海岸から遠く、池・窪みに堆積した地震津波堆積物です。
逆に平川さんが追求しているのは、海岸沿いの崖にかけのぼった津波堆積物で、つまり、標高で何mとか十何mの堆積物です。
岡村さんの場合は、大学の若い学生たちと共に、西日本の沿岸の池の堆積層をボーリングする自主的なシステムを作りました。
つまり、ボートをいくつか寄せ集めて、自力で湖底の地層のボーリングシステムを作ったわけです。
平川さんの場合はもっと過激で、番組ではたった一人で、スコップ一つ持って、海岸の崖を調査していく初老の男性の姿をリアルに写していました。
ぼくは、単純に、その思いだけで、岡村さんや平川さんに感動しましたね。
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岡村さんが発見したのは、2000年前の西日本の「超巨大地震」です。2000年前というと、弥生時代なので、太平洋岸沿いの弥生時代の村が壊滅したこともありそうです。
それって、浜松の伊場遺跡にも関係してきそうですね。
平川さんが発見したのは、北海道東部の、アイヌの人たちが生きていた時代に起きた時地震です。アイヌの人たちは文字をもたなかったので、そういう地震が記録されていません。
平川さんは、北海道の「十勝沖」と「根室沖」の2つが連動した地震を追っています。
その結果、いままで慶長16年(1611年)におきた「慶長三陸沖地震」とされていた地震が、北海道沖の地震の津波であることをつきとめたのです。
すごい!
こういうドキドキする追求・推理・解明を、ぼくも追っていきたいと思います。
岡村さんも、平河さんも、自然が語りかける事実に耳を傾けて、「池の声に耳を傾けて」「砂が語っている」と言っています。
ぼくも、こういう自然の声に耳を傾けて聞きたいと思います。