雨宮日記 12月27日(火)の2 「絆」の続き…
「絆」論の続きを、1日おいて、やっと今書いています。
「絆」とは、ぼくは誰か(Aさん)が主体的に、誰か他人(Bさん)に投げかける「つながり」から始まるのではないかと、思います。
「絆」が成立するためには、Aさん(主体)→Bさん(客体)の前半だけでは成立せず、Bさんが今度は主体となってAさんになげかける「つながり」、こうして前半と後半で初めて「絆」が成立するのでは。
あれ?これって、いわゆるコミュニケーション論そのものですね。どう違うのか?声と声なりたつ、あるいはメールとメールでなりたつ情報交換過程、会話としてのコミュニケーションと違って、「絆」は物質あるいはエネルギーの交換です。
そういう物質的・エネルギー的作業は、東日本大震災(超巨大地震・超巨大津浪・原発過酷事故)のような「目に見える事象」では、どうやって助けたらいいか、わかりやすいですね。
ところが、「心の中」の「うつ病」のような、目に見えにくい事象では、どうやって「絆」を交換しあえるのか、まず悩みますね。
まだまだ、僕たちは未熟で、あるいは日本社会は未熟(あるいは熟しすぎて崩壊しかけている?)です。
1年で3万人の自死や、ハラスメント(セクハラ、パワハラ)、暴力や差別、無縁社会、競争社会、ワーキングプアー(月給20万円以下、ぼくもそうです)などなど、解決できていません。
映画「つれがうつになりまして」で描かれたご夫婦の場合、夫はばりばりの会社員、奥さんは売れない漫画家(たぶん)でした。
夫がうつになって、奥さんは必死で彼を治そうと献身して、でもはかばかしくなくて、ある日、ついに切れてしまい、夫に「入院しろ!治るまで返って来るな」と言ってしまう。
夫がその日、お風呂場で自殺しようとして未遂だったことを、奥さんは、後になって彼の日記を見て、ショックを受けます。
それでも、うつ病を治そうと、必死で2人で協力し合う日々…。
ある日、奥さんは「そのままでいいんじゃない?治らなくても、私、あなたのことが大好き。いっしょに生きていくから」みたいなことを言った!
「治らなくてもいいの」と言ったら、まるで魔法のように、うつ病は治っていったのです。
ぼくも、じつは鬱的な症状のことがあったので、これは、よくわかります。つまり、あなたの職業とか、地位とか、経歴とか、世間体とか、給料金額なんか、どうでもいいの、それよりも、生きているあなたの方が大事なの!という素敵なメッセージと思います。
次女が中学から高校にかけて「登校拒否」「不登校」のときに、ぼくは「君は,君でいいんだよ」というメッセージを発信していました。
それは自分が、いろんな状況の中で、大学を中退したので、そういうときの気分・状態はよくわかるような気がします。
つまり、娘と父の「絆」=「統一戦線」です。
時間がないので、今日は、これまで。則子さんとぼくの歴史は、きちんと書きたいなと思います。
「絆」論の続きを、1日おいて、やっと今書いています。
「絆」とは、ぼくは誰か(Aさん)が主体的に、誰か他人(Bさん)に投げかける「つながり」から始まるのではないかと、思います。
「絆」が成立するためには、Aさん(主体)→Bさん(客体)の前半だけでは成立せず、Bさんが今度は主体となってAさんになげかける「つながり」、こうして前半と後半で初めて「絆」が成立するのでは。
あれ?これって、いわゆるコミュニケーション論そのものですね。どう違うのか?声と声なりたつ、あるいはメールとメールでなりたつ情報交換過程、会話としてのコミュニケーションと違って、「絆」は物質あるいはエネルギーの交換です。
そういう物質的・エネルギー的作業は、東日本大震災(超巨大地震・超巨大津浪・原発過酷事故)のような「目に見える事象」では、どうやって助けたらいいか、わかりやすいですね。
ところが、「心の中」の「うつ病」のような、目に見えにくい事象では、どうやって「絆」を交換しあえるのか、まず悩みますね。
まだまだ、僕たちは未熟で、あるいは日本社会は未熟(あるいは熟しすぎて崩壊しかけている?)です。
1年で3万人の自死や、ハラスメント(セクハラ、パワハラ)、暴力や差別、無縁社会、競争社会、ワーキングプアー(月給20万円以下、ぼくもそうです)などなど、解決できていません。
映画「つれがうつになりまして」で描かれたご夫婦の場合、夫はばりばりの会社員、奥さんは売れない漫画家(たぶん)でした。
夫がうつになって、奥さんは必死で彼を治そうと献身して、でもはかばかしくなくて、ある日、ついに切れてしまい、夫に「入院しろ!治るまで返って来るな」と言ってしまう。
夫がその日、お風呂場で自殺しようとして未遂だったことを、奥さんは、後になって彼の日記を見て、ショックを受けます。
それでも、うつ病を治そうと、必死で2人で協力し合う日々…。
ある日、奥さんは「そのままでいいんじゃない?治らなくても、私、あなたのことが大好き。いっしょに生きていくから」みたいなことを言った!
「治らなくてもいいの」と言ったら、まるで魔法のように、うつ病は治っていったのです。
ぼくも、じつは鬱的な症状のことがあったので、これは、よくわかります。つまり、あなたの職業とか、地位とか、経歴とか、世間体とか、給料金額なんか、どうでもいいの、それよりも、生きているあなたの方が大事なの!という素敵なメッセージと思います。
次女が中学から高校にかけて「登校拒否」「不登校」のときに、ぼくは「君は,君でいいんだよ」というメッセージを発信していました。
それは自分が、いろんな状況の中で、大学を中退したので、そういうときの気分・状態はよくわかるような気がします。
つまり、娘と父の「絆」=「統一戦線」です。
時間がないので、今日は、これまで。則子さんとぼくの歴史は、きちんと書きたいなと思います。