雨宮日記 8月8日(水) 昨日は「立秋」、つまり夏の頂点の日でした
今日が「立秋」と思っていて、車の中で則子さんに「今日は立秋だねえ」と言ったら「え?昨日でしょ」と言われました。帰ってからネットでしらべたら、今年は8月7日が立秋(りっしゅう)でした。
立秋は秋になって涼しくなる日ではなくて、この日、どこかで「秋が立って」、今日を境に、暑さが少しづつ減っていく日、つまり今日が夏の最高潮です。
うちわして 燈(ともし)けしたり けさの秋 (蕪村)
秋立つや 何に驚く 陰陽師 (蕪村)
☆
今日は、ぼくたち夫婦が敬愛するいわさきちひろさんの命日です。1974年8月8日ですから、ボクたちが知り合った1976年にはすでに亡くなっています。どういう経過で、ぼくたちがちひろさんのファンになったのか、よくわかりません。
たぶん、保育園の保母さんだった則子さんの影響ではないかと思いますが。
もう一つは、則子さんが3つ年上だったので、女性が年上夫婦がいないかなと思った時、いわさきちひろさんと松本善明さんのご夫婦、それから宮本百合子さんと宮本顕治さんの夫婦が頭にうかんで、ボクが則子さんと結婚するときの、決断の後押しをしてもらったように思います。
それと、どっちが先か調べたいと想いますが、ボクが浜松へ帰ってきてから参加した平和運動で、毎年、原水協が「いわさきちひろカレンダー」を扱っていて、毎年、広く個人に売っていました。
結婚してからは、ちひろさんの絵本や画集を買っていて、家にはかなり並んでいました。別に影響を与えるつもりはなかったのですが長女の名前を「ちひろ」にしたのですが、長女が大きくなって美術系の高校や短大に進むとは思ってもいませんでした。
なお、次女の方は、ぼくが大好きだった小説の女性主人公からとった名前です。
名前が人生に影響を与えるとは思いませんが、自分の本名は好きではないので、やはり子どものネーミングはだいじですね。
そういうことも含めて、自分たち夫婦史と浜松の市民運動史を平行して書くような「2人で青い地球を ー雨宮夫妻私史ー 」の構想ができました。