原発を考える 特殊化と一般化、核戦争と核実験と原発の放射線・放射能
原水爆禁止運動での「広島・長崎」の放射能、戦後の核実験(ビキニ水爆など)の放射能、そして原発の日常的あるいは重大事故での放射能、そういう全ての放射能を一般化して比較して見るような態度あるいは方法が必要であると思いました。
つまり、組織や市民運動の問題であるとすると、それが特殊な、あるいは個別の組織の問題とされる限り、解決はできなくて、一般化して、どんな組織・団体・運動でもありうる問題とすると、具体的に解決の糸口があるように思います。
科学的社会主義者、カール・マルクスさんは、経済学で、個別の「資本家の利潤」「地主の地代」「労働者の給料」という特殊な「形態」ではなくて、一般化した「剰余価値」「剰余生産」の特殊化としてみることを強調しました。
経済学のそういう視点が、放射能の場合でも、組織の場合でも、必要なように思います。
これって、新発見ですが。どうしましょうか。