本と映像の森 241 テレビ番組「ビブリア古書堂の事件手帳」に、はまりました!
毎週月曜日夜の連続ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帳」という番組を、次女のIさんが録画していたので、1回目「夏目漱石「それから」」を見たら、すごく良くて、はまりました。
まだ、原書は読んでいません。
主人公の若いフリーターの男性(名前は「五浦大輔」、30才)は、何かが原因で「本」「活字」が読めなくなったという設定で、母から、亡くなった祖母の蔵書を古本屋に売りに行けと指示されて、車で目標の古本屋に行こうとして、道に迷い、「ビブリア古書堂」にたどりついてしまう、という出だしです。
ところが、出てきた店主が、若い美人の女性で、しかも、祖母の蔵書の「夏目漱石全集」をめくって、何か考え始める…そういう物語の始まりです。
店主は篠川栞子(しのかわしおりこ)、23才、つまり大輔より7才年下です。
ぼくも、祖父も父も本屋の3代目の次男ですし、本は小さい頃から大好きで、小学校~中学校~高校~大学と、学校図書館の蔵書を読むのが楽しみでした。次女は、そういう本好きの影響を受けたのでしょうか、今も、浜松で一番大きい本屋のY書店のメイワン店で働いています。
この番組は、本好きの皆さんには、ぜったいお勧めですね。
今日の夜の第3回目は、ヴィノグラードフの『論理学入門』だそうです。うわ、懐かしい名前!30年くらい前には、もしかしたら読む可能性もあった哲学の本ですが、読み損なったようです。
娘に聞いたら「青木文庫?聞いたことないね」と言ってました。
栞子さんと大輔のこれからは、どうなるんでしょうか?番組を見る限り、栞子さんから、大輔に、お店に勤めることをおねがいしたのですから、けっして、嫌ってはいないと思うのですが。
やはり、最後は、大輔の「本が読めない」「活字が読めない」という課題を、栞子さんが、栞子さんの謎の母親の問題とともに、見事に解決して、二人が、結ばれるという大団円で終わりたいですね。
そうなるかな?ならないかな?
次回は宮沢賢治さん「春と修羅」、どう料理するのか?楽しみです。