雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 306 横溝正史『八つ墓村』角川文庫、原作1949年3月~1951年1月

2014年07月10日 18時07分42秒 | 本と映像の森

本と映像の森 306 横溝正史(せいし)著『八つ墓村』角川文庫、原作1949年3月~1951年1月

 30数年前、映画『八つ墓村』の広告で「祟りじゃ!祟りじゃ!」というのがあって、つまりおどろおどろしいオカルト小説だろうと思い込んでしまい、ずっと読みませんでした。

 次女が「お父さん、これ読む?わりあいいいよ」というので、読んでみました。

 金田一耕助探偵が今回はあまり活躍しない副主人公なのですが、以外にまっとうな探偵小説です。推理小説というには推理の余地はあまりないように思います。

 でも筋はしっかりしていて面白いです。主人公の寺田辰弥(たつや)は、鳥取県と岡山県の県境にある寒村です。八つ墓村の旧家・田治見家から母とともに2才の時に八つ墓村から逃げた。

 つまり旧家の跡取り息子なのだが、祖父が神戸に辰弥を迎えに来たその諏訪法律事務所で突然、その祖父が突然、血を吐いて急死するところから物語は始まる。

 八つ墓村に伝わる「落人を村人が惨殺した伝説」と実際に田治見家の当主、つまり辰弥の父が、母と幼児の逃亡後数日で起こした32人虐殺事件とがからみあって、村人の心をむしばんでいく。

 つまり第3の惨劇の幕が開くのだ‥。

 この惨劇とからみあって、主人公辰弥と3人の女性との複雑な糸のもつれも、極めて興味深いものがある。

 つまり西の旧家の未亡人美也子と、辰弥の姉の春代と、辰弥からは従姉妹になる年下の典子の3人である。

 舞台は、地上と地下の鍾乳洞になる。後半にいけば、ほとんど舞台は地下に潜り、鍾乳洞の暗黒の中で殺人事件が進行していく‥。

 金田一耕助が物語の最初に辰弥に警告したように、最後の。8人目の犠牲者に予定されているのは辰弥であることは確実である‥辰弥は生き延びることができるのか‥。

 なお原作とはかなり違う、ストーリーも結末も変えてしまうような映画『八つ墓村』もあるようなので、映画を見る方は注意が必要です。

 


雨宮日記 7月10日(木)の4 友人から「この鳥は?」メール

2014年07月10日 15時17分21秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 7月10日(木)の4 友人から「この鳥は?」メール

 友人から「馬込川の堤防にいた。この鳥は何?」という写真付きのメールが来ました。ササゴイ?いや‥図鑑を見たらどうもゴイサギの幼生のようです。

 羽根の斑点からそう判断しました。

 


雨宮日記 7月10日(木)の2 むずかしいのはビデオ編集

2014年07月10日 14時49分39秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 7月10日(木)の2 むずかしいのはビデオ編集

 広島・長崎の被爆者の証言をビデオに撮って、編集して「DVD」にするという作業を、浜松市原水協と被爆者の会西遠支部の共同ですすめています。

 具体的に編集作業をするのは昔の「静岡県平和委員会ビデオ制作チーム」だったN夫妻やぼくがやっています。

 これがむずかしいし、センスも要求され、わかりやすく解説文字を入れたりして、たいへんなんですね。

 7月中に第1回・第2回のお二人分は仕上げる予定です。

 写真は愛知の同じようなプロジェクトの完成DVD


雨宮日記 7月10日(木)の1 風雨強かったのですが今はやんでいます

2014年07月10日 14時44分06秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 7月10日(木)の1 風雨強かったのですが今はやんでいます

 台風8号が鹿児島県に上陸、通り抜けて今四国南岸らしいです。浜松は昼過ぎまで雨がひどく、則子さんも今日は早番ですが自転車を置いて、歩いて行きました。

 郵便局に切手を200枚近く買いに行って、浜岡原発裁判の県西部の会の原告と会員に県の会ニュースを発送しました。手渡せるヒトは手渡します。

 夏の原爆と人間展のビラを作り始める。昨年のファイルを探し出して、日時など手直しするだけなので、早いです。