新・本と映像の森 343 酒巻久『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!』祥伝社黄金文庫、2007年
祥伝社、241ページ、定価本体550円。
著者はキャノン電子社長。キャノン電子の経常利益を1999年の11億円から2006年の141億円にした人。その間の売上高は750億円、985億円だった。
・すべての会議室から椅子を撤去せよ
・自分の意見を言わないやつは退場
・「~だろう」「~だと思う」「~と担当者が言っております」は禁止
・当事者意識と責任感のない「丸投げ体質」が膨大なムダを生む
・人事は上から手をつける
・不良品は工場内を動く距離に比例して増える
・教えるのではなく気づかせる、それが人材育成の肝(きも)
・朝のあいさつによる対人コミュニケーションの改善が不良品を激減させた
・パソコンで遊んでいる社員
・上の世代のノウハウをどうやって伝承するか
・5メートルを3.6秒以内で歩く速さ
・いちばん大事なのは小さな変化を見極めること
・アウトソーシングという幻想を捨てる
・メールバカを一掃するにはルールづくりと罰則
説明は不要でしょう。みんなが自分の所属する組織(会社にかぎらない、市民団体や政党など)で実行しているかどうか。