さて、続けます。
僕は医者という仕事が楽しくて仕方がない人間です。何が楽しいかって、やはり人のためになることですし、いろいろな発見がありますので飽きが来ません。
一生費やしても新たな発見が続いていくのでしょうし、今の常識が将来の非常識になったりして一生楽しく過ごせることが請け合いです。
そんなことを思っているわけですが、この将来の仕事・・というものを見つめながら大学生をやっている学生が少ないように思います。
僕は医者を志した。だから医学部にきて医者になりました。だから今までと異なり、一生懸命大学にきて勉強しました。予習というものをしたのは大学が初めてでした。
最近の大学生は「どんな仕事に就きたいか?」ではなくて、「仕事に就くまでの期間を過ごす場所」として大学を選んでいるように思えます。全員ではないですけど・・・。
あくまで将来の指針があるから「大学」での生活が素晴らしいものになると思っています。
大学を卒業=社会人になるのはそれだけ遅いわけで…はっきり言えば、「自分のやりたい仕事」がわからないまま「大学」を選んでも、社会人としての経験を4年間失うだけかもしれません。
ですから大学を選ぶには・・・「その先」を見出したうえで選ばなくてはならないのだと思っています。
その最たるものが医科学生です。
医学部に進んだ学生は将来の資格として「医師」の資格しかありません。 当然ながら医者が合わなければ…ただの人です。
偏差値だけで医者になった人間であれば…もしくは、「医者は給料が良さそう」「医者は・・・」とかそういった偏見で医者になったような人間がいたら「医療行為に楽しみを見いだせないのではないか?」と心配しています。
すべての学生が「この仕事」につく楽しみ・・・この仕事に就いたことでどれだけの人が感謝し、どれだけの人のためになっているかということを考えながら仕事をすることこそが重要だと思っています。
医大生は・・医者になって・・
「これは俺には合わない」
と思っても、すでに6年もの時間を無駄にしてしまっているかもしれない。そのことを考えてほしいと思います。
しかし、逆にこれほど面白い職業もなく、しかも直接的に感謝される職業でもあるのだということも知ってほしいと思っています
すべての職業に当てはまると思うことです。
自分ができることをやっていき、それが人から感謝される。人から感謝されることはうれしいことですから、そのことに感謝する。
自分を高めることで他の人が幸福になる職業。
そんな職業に就けることに楽しみを見出し、感謝して…そして自分の時間も楽しむことができれば・・・・と思います。
すべての学生が自分の楽しみを見いだせる職業を見つけだすことを祈って。
おそらく、楽しさを見つけだすことができる人は・・相手の幸福のために尽くそうとする人なのだと思います。
退屈な仕事、ルーチンワークと思ってやっていては何も発展性がありませんし、自分を発展させる必要がないから・・・。それでは面白くない。
臨床研修のローテートも同じですよ。ルーチンワークだと思わずにやれるかどうかです。
自分の仕事の中で楽しさを見つけ、そのことに感謝をして・・・・。それがおそらく自分を含めた多くの人の幸福につながるのではないかと思っています。
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日本の大学生(おそらく多くの子供たち)が将来何かを見つけだしていくことを祈念して
では~
次はMission statementかな? その時は三十路か・・・・