おはようございます
今日もドタバタと様々なことがありました。常に動き続ける僕ですが、さすがに今日は予想外すぎて疲れました。
朝から、この一件に関して昼過ぎまで拘束されるくらい大きなイベントでしたが…とりあえず収束。ただ、僕の直接の受け持ちの患者さんは安定していますので、今日は帰ってきました。
流石に休める時に休まないと・・・。特に明日はまたしんどい日だから
さて、その前にひとつ記事を・・
朝日新聞からです
墨東病院と同じ医師6人以下、15施設 周産期センター
2008年10月28日
http://www.asahi.com/health/news/TKY200810280408.html
脳出血を起こした妊婦が東京都内の8病院に受け入れを断られた後に死亡した問題を受け、厚生労働省は28日、全国の総合周産期母子医療センター75施設の医師数を公表した。産科の常勤医数が、妊婦の受け入れを最初に断った都立墨東病院と同じ6人以下の施設が15施設に上った。
厚労省はこれまで正確な医師数を把握しておらず、問題発覚後に緊急に電話などで初めて調べ、同日の自民党社会保障制度調査会医療委員会で示した。
厚労省の資料によると、産科の常勤医は計882人で、1施設に平均11.8人いる。常勤医6人以下の15施設は東北や関東、北陸、東海、四国にある。これらの施設について、1人当たりの一般産科病床数をみると、墨東病院が9.3床と最も多い。次いで、仙台赤十字病院(宮城県)が7.3床、岩手医科大付属病院(岩手県)と東京女子医大付属八千代医療センター(千葉県)が7床。全施設では平均2.7床。常勤医が少ない施設ほど、医師個人の負担が重くなる傾向がある。
都は墨東病院の常勤医を4人と説明してきたが、厚労省は今回の調査では、後期研修医2人を含めて集計した。(野瀬輝彦)
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毎日新聞では・・
<妊婦死亡>墨東病院より少ない施設6割 周産期センター
10月28日20時36分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000112-mai-soci
脳出血を起こした東京都内の妊婦が8病院に受け入れを断られて死亡した問題で、厚生労働省は産科救急の中核を担う全国74カ所の総合周産期母子医療センターの医師数を再調査し、28日の自民党の会合で報告した。常勤の産科医(研修医含む)が受け入れを拒否した都立墨東病院(常勤6人、非常勤9人)より少ないのは3施設だったが、非常勤を加えた場合は6割以上の46施設が墨東病院を下回っていた。
厚労省は4月現在の医師数を把握していたが、非常勤の数え方などが不統一だったため、10月現在の最新値を聞き取り調査した。
それによると、産科の常勤医は882人、非常勤医は148人で、常勤の最多は昭和大病院(東京都品川区)と九州大病院(福岡市)の30人、最少は群馬県立小児医療センター(同県渋川市)の3人。東京女子医大八千代医療センター(千葉県八千代市)と国立病院機構香川小児病院(香川県善通寺市)も、墨東病院より少ない5人だった。
常勤と非常勤を合わせた産科医数では、東京都の市部で唯一指定されている三鷹市の杏林大病院(11人)、京都府内で1カ所だけの京都第一赤十字病院(9人)、広島市民病院(12人)など46施設が、墨東病院の15人より少ない。 また、母体・胎児集中治療室(MFICU)の1病床当たりの常勤医数は0.5~5人と、施設間で最大10倍の開きがあり、対応の手厚さに差がみられた。
今回の調査では非常勤の勤務実態や当直態勢は分からず、厚労省は来月4日までに詳細な運用状況についての文書報告を求めている。【清水健二】
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だいたい何でもそうですけど、把握状況が適当だから対策が練れないのではないでしょうか?
例えば・・・僕らのような大学病院で勤務している人間で、結構な数の医者は無理をしているはずなんですけど・・・・・。
ある意味数だけ・・・それも実態がわからないような把握の仕方だったから、様々な対策が練れなかったのでしょうね。
状況を把握せずして対策の練りようはない。現実を見なくて、実効性のある対策を打ち出すことはできない
数の少ない病院の常勤の先生は毎日が当直のような状態かもしれません。非常勤の先生がどのように働かれているのかも、病院によって異なると思います。
すべての診療科に関してそういったことも含めて対策を練ってほしいです。
あと、追記するならば・・・
今の医療制度・介護制度では問題点が大きすぎます。
特に介護。介護保険を払っても、かなり状況が悪くならないと受給できない。医者が必要だと思っても、ほとんどはねられてしまう。
そんな状況で…消費が進むわけもない・・・。
そういった面まで考慮して、ぜひとも経済にも有効に働くように医療従事者や医療に関する普及を増やしてほしいものです。
国民が安心して暮らせるようにするために
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では、また。