新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

歴史を学ばぬものは過ちを繰り返す・・・・

2008-10-15 06:33:33 | 医療

おはようございます

 

30代2日目の朝です。昨日がDay0なら・・・Day1ですね。

相変わらず、忙しい毎日ではありますが・・・・いつでも張り合いがあるといえば、張り合いのある生活を送っております

 

今日の朝の新聞は突っ込みどころ満載でしたが、アメリカの公的資金投入で国民が「銀行経営者の責任問題を訴追」していることが面白いですね。 当然といえば当然ですがw

 

さて、G党ではないのですが・・この記事の最後の文章が気に入ったのでご紹介します

ありがた迷惑な優勝祝賀会…G直前合宿たった48時間

10月14日17時47分配信 夕刊フジ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081014-00000007-ykf-spo  

巨人は昨季の反省を生かし、CSに向けて宮崎でじっくり合宿を張る考えだった。しかし、ありがた迷惑なパーティーの招待状が届いてしまい…。  

 

2週間のブランクで実戦感覚を失い、1勝もできず敗退した昨季CSの屈辱を忘れられようか。原監督は優勝前から「1週間は合宿をやりたい」と、15日の宮崎入りを検討していた。  

ところが、身内から思わぬ横槍が。17日に都内ホテルで優勝祝賀会が組まれ、宮崎入りは18日夕に先延ばしに。19、20日に練習試合をやったらとんぼ返りという強行日程で、22日からCS第2Sに臨む。  

宮崎での滞在はおよそ48時間。米ドラマ「24」ばりの東奔西走である。腰痛に悩む高橋由などは、かえって移動が負担になる可能性も。球団関係者は「これじゃ去年と変わらない。日程がきつい分、もっとひどいか」とあきれ顔だ。  

昨季は2日に優勝が決まったが、12日に祝勝会があったため、ずっと東京で調整。パーティーは1500人を集める盛況だったが、実戦練習は緊張感のない一般非公開の紅白戦のみで、結局、中日に3連敗した。  

今年の祝賀会も「選手全員参加」を求められたが、尾花投手総合コーチは「申し訳ないけど出ない」とせめてもの抵抗。投手の一部を引き連れ、当初の予定通り15日に宮崎入りする。  

歴史から学ばぬ者は、過ちを繰り返す-。しかし、責任を取らされるのはいつも現場。泣くのは全国のG党だ。

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歴史から学ばぬものは・・・という表現。すべての局面に当てはまると思います。 今の政治もそうですし、個人の仕事でもそうでしょう。

個人の仕事であれば…状況にはよりますが、責任は自分に降りかかります。

 

政治だとか、会社の上層部が決定した方針が大きな問題で、現場レベルでは何もできなかったりするのだよな・・・。しかし、日本は責任は何故か下に降りかかる

 

うちの医局はそんなことなさそうですけど・・・w

 

アメリカの良いところ、見習うべきところは「最高責任者の責任を問う」ところですね。

 

もっとも、すべての責任は自分自身にあるとして、だれもが責任を取る姿勢を持つことは重要ですが、日本はどちらかというと「責任転嫁」し続ける性質があるように思います

 

封建社会がいつまでも続いているような印象ですよねw

 

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なかのひと 

今までにどこかで起こったことと同じことを生じてはならない。同じミスを繰り返さず、常に学び続け・・・多くの人のために貢献することが一人一人の幸せにもつながるのではないかと思ったりしています

 

責任を取る姿勢、すごく重要だと思います。 そんなことを思いながら、出勤準備に入ります。

 

その前に論文or教科書を少し読んでから行こうかなと思っていますが・・・

 

それでは、また。

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満足度の高い研修プログラム:地域の医師定着の策になりえるか?

2008-10-15 00:56:33 | 医療

こんばんは

 

気がついたら記事のネタ探しに30分使っていました。

なかなか面白いネタがなく、今日は少し古いのですが医学界新聞よりこの記事を紹介します

 

よりよい学習環境づくりに向けて―― 研修医の期待に応えるプログラムとは?

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02800_03

-----------------------------------------------------------  

新医師臨床研修制度の導入から5年目を迎えた。一定の効果が評価されるなか,プログラムの見直し論議が行われる今,「研修医の期待に応えるプログラム」について,初期研修の実施目的に照らして再評価する必要があるのではないか。  では“研修医の視点から見た望ましい臨床研修プログラム像”とはどのようなものなのか。本紙では,「新医師臨床研修制度における都市・地域格差に対する影響」について初期研修医に調査を行った研究グループのうちの一人である聖ルカ・ライフサイエンス研究所の徳田安春氏(元沖縄県立中部病院内科副部長・臨床研修副委員長)にお話を伺った。

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――調査研究の概要をご紹介ください。

徳田 厚労科研費「新医師臨床研修制度の評価に関する調査研究」(主任研究者:福井次矢氏)として,2005年度より3年間にわたり調査研究を行いました。この総括的な位置づけで昨年3月に都市部と地域の研修医間における知識・技術習得やプログラムに対する満足度の差異についてアンケート調査を実施しました。研修体制や各地域の教育資源の差異に起因する影響について調べようというものです。  

初期研修終了時の2年次研修医を対象に,全国の臨床研修指定病院1070施設に調査票を送付し,1025施設から有効回答を得ました。エリア分けとしては都市部は政令指定都市と特別区(東京都),地域はそれ以外にある病院と設定し,「研修先病院の形態(大学病院・一般病院)」「研修満足度」「基本的な臨床知識・技術・態度(98項目)の習得度」などについて質問しました。

 

――結果はいかがでしたか。

徳田 地域の大学病院・一般病院,都市部の大学病院・一般病院に分けてデータ分析を行ったのですが,「研修体制」「研修プログラム」「処遇・報酬」のすべてにおいて,4属性の中で都市部の大学病院が研修医からの満足度が最も低いという結果になりました。

――この結果をどのように分析されていますか。

 

徳田 研修体制に対する満足度を規定するファクターとしては,プログラムの内容,指導医の質,経験できる症例数などさまざまな要因があると思います。地域の病院は多くの症例が経験できるというメリットがあります。ただ都市部の一般病院の満足度が最も高かったことから推察しますと,単に症例数だけではなくプログラムの内容が大きな要因であると考えています。  

また都市部の大学病院は研修医の期待が大きく,結果的に期待とのギャップが大きかったという感想につながったかもしれません。一方,地域の大学病院はマッチング率の低さなどから危機感を持って丁寧にプログラムの改善などを行っているため,満足度に貢献したと推測しています。  

当研究所研究員の大出幸子氏が,今年の日本医学教育学会でこの結果を発表したところ,都市部の大学病院の教育関係者から反響がありました。  現代の若手医師たちはインターネットや横のつながりを通じてさまざまな情報を持っています。大学病院離れを減らすためには,指導医の質とプログラム内容の充実が必要と思います。

 

――先ごろ厚労省から,現行の研修プログラムを弾力化し,臨床研修を行う分野や研修期間の見直しが可能か調査するという目的で,「臨床研修プログラムに関するモデル事業」が発表されました。

 

徳田 初期臨床研修の目標は,基本的臨床能力を身につけるための教育を実施して,医師の質を保証するというものです。「モデル事業」では大学病院に限って,各科の研修期間をある程度自由に設定できるということですが,これによって臨床研修の到達目標が達成できるかどうかを検証することが必要ではないでしょうか。  

われわれは本年度から厚労科研費「医学部教育,臨床研修制度,専門研修を縦断するカリキュラムの作成と医師養成の在り方に関する研究」として,さらなる調査を開始しています。  

よりよい医師育成を目指して,学習環境の評価について国内・国際比較を行い,学習環境と学習アウトカム達成度との関連を調査・研究し,分析していく予定です。

 

満足度の高い研修プログラムは施設・地域に医師が定着する一方策といえそうです。ありがとうございました。

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個人的にはどこで学んでも満足のいくような研修ができる人もいれば、お膳立てをしなくては研修にならない人も存在すると思います

今のままであればよい結果を出す人は良い結果を出し、あまり積極的でない人は重要な二年間を棒に振るかもしれません。

それは研修医個人だけでなく、いろいろな人にとって損失ですので・・全体が良くなるような策をとらなくてはならないと思います

 

 

僕が研修医時代にプログラム責任者に行った4つの策

 

あれが実行されるかどうかは知りませんが、そういったものを含めて各地域に合わせた研修プログラムを作成し、発展させるだけでなく、それを実際に実行できるような医療体制にしなくてはならないと思います

 

たぶん、多くの病院ではよいプログラムを作っても実施することが難しいのではないかと思っています。

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なかのひと 

さて、もう1時ですので・・このあたりで。

 

それでは、また。

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