続けていきます
先日の搬送の受け入れ不能の問題で、こんな話があったようです。
「医療の専門化も一因」=救急医確保困難で搬送拒否-都内でシンポ
10月25日17時23分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000077-jij-soci
東京都内で救急搬送された妊婦が受け入れを拒否され死亡した問題など、救急医療が抱える課題について考えるシンポジウム(厚生労働省など主催)が25日、都内で開かれた。医療機関側からは、受け入れ拒否が相次ぐのは医師不足に加え、医療が専門化し、どんなケースでも対応できる救急医の確保が困難になっていることも一因との意見が出た。
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短い記事ですが、非常に突っ込みどころが満載です。
一つ目は専門化が進まざるをえない・・・というのが実際のところだと思います。医療が進み、すべてを一人の人間が抑えることはできなくなりました。
そして2つめに国民も専門家に診てもらうことを好むようになりました。専門家にしたってベテランを好むというのもあるようです。
先日の膠原病の患者さんも、結局ベテランの先生にかかりたいということで、火曜日まで待つということになりましたし・・・・。
医療が専門化しているのは医療が進んでいるから仕方がないこと。それに合わせて本来は医者の数を増やすべきだったのが、国が医者を増やさなかったというだけ。
救急医療、僕も救急は好きですが・・・ABCをはじめ…Vitalを安定化させて(安定化させるのに必要な処置を行い)、専門医療に引き継ぐ。今の状況で「救急医が足りない」のは事実ですけど、専門家も足りていないと思います。
「専門医が多すぎて、救急医療がダメになる」というのはおかしな話で、どちらも足りていない。そう思います。
確かに最初に急変している患者さんを安定化させる医師は重要です。その後を引き継ぐ医師も重要ですし、専門家が最初にその分野だと分かっていれば、そこが最初にアタックをかけることも多いと思います。
総合臨床医や救急医としての能力を持った医師は必要ですが、専門医がいて初めてその存在が生きてくるのだと思います。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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結局は国の無策だったのでしょう。
僕の考えはあくまで教育をからめて、いかに横の連携を作るか+α(このBlogの記事参照)ということを考えています。他にもさまざまな人がいろいろなことを考えていると思いますが、そういった意見の良いところを総合して、最良の意見を作り出し、実行しなくてはならないと思います。
ピン!
総合医を作る方法:血液内科医を大量生産するw
血液内科医は全身を診れないとやっていけないので(全身管理できてあたりまえ)、血液内科をやれば・…総合臨床医育つかもw
無理かw
生活習慣病とか、基本的にみないしな~。合併していなかったらw
それでは、また。