おはようございます
今日は病棟バックアップということで夕方くらいまでは病院にいることになりそうです。午後からは患者さんの御家族と会うことになっていますので・・・。
こっちの都合で来てくださいともいえず、相手の都合に合わせる僕・・・。
別にそれに対して文句などはないですけど。どうせ、いますのでw
さて、昨日書きました記事「医師は応召義務を果たしていない?:皆様どうお考えでしょうか?(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000003-cbn-soci )」に関してです。
日本医療政策機構のHPを読みながら考えました。
http://hpij.exblog.jp/10052772/
質問項目は以下の5項目
<質問項目>
1.医療政策における重要課題、そして課題解決の方法などについてお聞かせください。
2.医療政策課題にまつわる5つのキーワードを教えてください。
3.課題解決を実現するための財源確保の方法は?
4.課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることをお聞かせください。
5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。
1.医療政策における重要課題、そして課題解決の方法などについてお聞かせください。
これについては「医師の数の問題」に関してと、「システム保持」という意味合いと2つの面で書かれているように思う。
この方はシステムの改善があって…ということで書かれているのでしょうけど、僕と考えが違うのは次の点。
システムをこのまま保持すればいいなどとは「まったく思わない」ですけど(それは僕の過去のBlogの記事を読めば、改革派であることは自明)、実効性のある政策を打ち出すための医師数が足りない。
戦争に例えるのは申し訳ないですけど、戦いの基本は相手よりも兵力を多くし、相手の遊兵を増やし、兵糧を十分にそろえてが大原則。
この方が言っているのは「伝説の軍師」がいて「小数の兵力」で「多数の敵」を打ち破る「奇略・軍略」を示せと言っているのであって、それは間違いであるといえる。しかも兵糧も削減されて士気はがた落ちの軍ですよw
2600人の味方をそろえて100000人の敵を破る方法を考える。いくらなんでも各個撃破されるのが当たり前であり、今のままでは有効な戦略も立てようがないから数を増やそう・・。
それが実情だと思う。
さらに新兵を集めても相手との戦いにはものの役に立たないから、どうにかして一人前の兵士になるところまで速く育てるシステムを…とも言っているのだが・・・?
医療政策に関わる教授がこの程度かと思うと情けないorz
2.医療政策課題にまつわる5つのキーワードを教えてください。
CBの記事で取り上げられていた5つの項目がこれである。
▽医師は応召義務を果たしていない(「いまあるもの」で何とかするのが医療だ)
この方は電力会社が日本の世帯に十分な電力を供給できるだけの「発電所」を持っていることを知らないらしい。
発電所の数が足りずに「工場等への電力が十分供給できません」となれば騒ぐのだろうけど・・・読んでいけばいくほど…馬鹿じゃないかと思えてくる・・・?
今あるもので何とかするのが医療だというが、何ともできなくなってきているから問題になっているのではないだろうか?
発電所の数を今の半分にして日本の電力を十分に賄えるであろうか?
http://blog.with2.net/link.php?602868
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▽医師は被害者意識を捨てよ
書かれていることは悪いことではない。
被害者意識など持つ必要はないし、少なくとも僕は持っていないw
変えるべきところを変えればいいと思っている(変える方法も考えてはいるが) 確かに「誰かのせい」にしていては問題は解決しない。
自分が改善できるのは自分自身でしかない。
それはその通り。 ただ、被害者意識を持っているというのであれば…今現場で働いている人間を馬鹿にしすぎではないでしょうか?
それはすべての国民に言えること。そう思います。
▽数値と事実で議論を
表現がわかりにくいが、要は集約化や新しい受け入れ態勢作りということなので、そういったシステム作りをするというのは別にかまわないように思う。
▽医師も弁護士型の専門家集団にすべき
感性や経験、そしてモラルに関する記載がある。
そして弁護士会に関する記載もある。これに関してはすべての医師が医師会所属になれば良いということなのかどうか・・というところだが、まぁ今の「医師会」が大きく変革して初めてこのような話になるところではないでしょうか。
ま、医師会に未所属の僕が言うのもおかしいでしょうけどw
▽「医療理念法」(の制定)
法律の名前はどうでもいいですけど、医療に関して国民全体で・・・そして国会で話し合う機会であるというのは同意します。
3.課題解決を実現するための財源確保の方法は?
これに関しては具体的な提案がなされてないので割愛します
4.課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることをお聞かせください。
知事も含めた国民全体に当事者意識を持つことでしょうね。
そのためにはマスコミの皆さんの力がどうしても必要なのです。
そして国民一人一人が「医療」「社会福祉」「教育」などの基礎となる分野を改善させるように気にかけ始めることで、「政治」の改善にもつながるのではないかと思っています。
まずは社会福祉系なのでしょうね。
そこが解決しないと政治の方向に目が向かない。 政治に対する愚痴は行っても、解決しようという動きがなくなってしまう。
これが政治家の政策の一つだとしたら「あこぎ」だと言わざるを得ないが、そこまで落ちてはいないと信じたいものである。
5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。
現場にいないからでしょうけど、看護師さんも含めてスタッフを信じれないなら、とうの昔に崩壊しています。
人によっては(あとは新人看護師さん)少し心配なところもありますが、何でもやるのではなくて「人の命」がかかわっている緊急事態になっているから「医師」が先頭になって動き始めます。
信じていないからではないw
そんなこともわからないのかと、現場にいない人だからかと・・・そう思う。
それでは、僕はもう行かなくてはならないので失礼します
では~