新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

過労死危険水域:業務内容を減らすのも大事

2009-01-28 00:21:01 | 医療

さて、今日の記事です。

 

CBからですが、医師の過労死。本当に身近に起こることもありうる問題です。もう半年前ですけどクモ膜下出血で倒れられた先生はまだ入院治療されています。

 

そういったことを思い出しながら、この記事を紹介します

 

勤務医の約2割が過労死の“危険水域”にhttp://www.cabrain.net/news/article/newsId/20307.html  

医科の勤務医の約20%が月80時間を超える時間外労働を強いられ、現在の勤務状況について約35%が「厳しい」と感じていることが、北海道保険医会の調べで明らかになった。同会では、労働安全衛生法が、時間外労働が月80時間を超えた段階で過労死の“危険水域”とし、100時間を超えるとメンタルヘルスなどの措置を必要としていることを挙げ、「労災の過労死などの認定は一般的に、これらの数字を基に判断されており、勤務医の安全に配慮した措置が急務だ」と訴えている。  

同会は、勤務医の過重労働が社会問題化していることから、昨年12月に会員の勤務医を対象に「勤務医の労働実態に関するアンケート」を実施。174人から回答を得た。  

1か月の時間外労働については、「80時間以上100時間未満」が約8%、「100時間以上」が約9%と、約17%の勤務医が過労死の危険水域とされる月80時間以上の超過勤務に当たっていることが分かった。 

また、10%超の勤務医が週2日以上の当直を務めているほか、約80%の勤務医が当直後そのまま「通常勤務(1日勤務)」に入っていることも分かった。当直後の「休み」は約8%にとどまった。 さらに、当直外の夜間対応では、「呼び出しあり」が約49%、「電話のみ」が約21%で、「ない」は約26%だった。同会では「当直日以外でも『オンコール』の体制が常態化している。呼び出し回数の平均は月3.3回で、10日に一度のペースで夜間の臨時出勤が求められている。(当直を含め)勤務医が過酷な労働実態に置かれている」と指摘している。  

このほか、勤務の中で感じるストレス(複数回答)については、「文書作成」が約41%で最も多く、次いで「会議・委員会」約36%、「時間外の呼び出し」約32%、「休暇を取れない」約31%などだった。同会では「診療報酬の改定ごとに文書作成業務が増えており、本来の診療行為以外に多くの時間を費やすなど、過重労働を招く要因になっている」としている。  

こうした勤務実態について、「厳しい」と答えた勤務医が約35%に上り、「余裕がある」は約12%にすぎなかった。  

同会では、「昨年の診療報酬改定では、勤務医対策としての点数評価が加えられたものの、代表的な労働集約産業の医療業界は、従事者の過重労働によって成り立っている側面があり、容易に改善へとつながらない実態がある。調査結果を踏まえ、勤務医の労働環境の改善に向けた提言を行うとともに、行政や関係機関などへの要請運動を積極的に進めていきたい」と話している。

 

更新:2009/01/27 18:39   キャリアブレイン

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と、まぁ僕も時間外労働多い方です。過労死基準は余裕でオーバー

時間外呼び出しはかなり多いですよw

 

そういった若手医師には声はかかっていないのでしょうけど、それでもそれなりの厳しさですね。

 

医者の「数が少ない」ことを前提に話をすれば・・・「勤務時間」を減らすためには「業務内容を減少」させることも重要だと思っています。

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なかのひと

どの内容を減らすかに関しては・・・いろいろ物言いがあると思いますが、文書業務の一部は事務方で終わらせてほしいものがありますよね。

保険書類関連も同じ患者さんであれば似たような文章になるのだから、そこら辺をどうにかならないかと思ってしまうところです

 

改善の余地はいろいろありそうですね。

 

それでは、明日もありますのでこの辺で・・・

では~

コメント (2)
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ど~でもいい話:僕と顔色

2009-01-28 00:00:08 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今日も病棟は安定気味ではありましたが、他科からの相談などの対応がいくつかあり階段を上ったり下りたりしておりました

 

食事は3食食べれましたし、なかなか良い一日でした。

 

さて、そんな中起きた今日のどうでもいい話です。

 

僕が直接担当している患者さんのうち、若干体調が悪い方のところへ行ったときのことです。

 

いつもある病状が安定しないため、なかなかベッドから起き上がることができないでいるかたですが・・・・今朝は少し体調が良さそうでした

「○○さん、おはようございます。今日は体調が良さそうですね。どうですか?体調は~」

「あぁ、顔色もよくなって~」

 

 

この「顔色もよくなって」というのはてっきり鏡か何か見て「患者さんの顔色」がよくなったという意味だと思っていました

 

「顔色がよくなりましたか。いいですね」

いや、先生の顔色がよくなったって

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ぼ、僕ですか?」

横で聞いていた看護師さんは大爆笑でした

 

そんなに「顔色悪くないやい」

そんな風に思う今日この頃です

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なかのひと

 

しかし・・・・

今日退院されましたが無菌室にいた患者さん(年、近い)が

先生、色が白くっていいよね。けど、青白く見えるよ

待てぃw そんなに顔色悪い?

「うん。なんとなく」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

「これでも学生時代は夏は陸上競技、冬はスキーとマラソン・・・。これでもスポーツマンだったんですけどね・・・・」

「へぇ~」

 

そんなに顔色悪いか?

そうなのか・・・・orz

 

 

ということで、次に行きます

コメント (5)
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