新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

看護師不足の果てに・・・

2009-01-20 23:40:07 | 医療

さて、続けていきます

医者だけでなく、看護師さんの不足も地域医療を脅かす大きな要因になっています。

 

冗談ではなくて大学病院もそのうち看護師不足で崩壊するかもしれませんね。

 

CBです

 

看護職員の新たな需給見通し策定へhttp://www.cabrain.net/news/article/newsId/20177.html  

厚生労働省は来年度、第7次の看護職員の需給見通しに関する検討を開始する。同省が2005年12月にまとめた第6次の見通し期間が10年末に終了するほか、看護職員の需給を取り巻く環境がこの間に変化したため、11年以降の中長期的な需給見通しを検討する。  

同省は来年度、「看護職員需給見通しに関する検討会(第7次)」を設置し、新たな見通しの10年中の策定を目指す。ただ、検討会の具体的な設置時期やメンバー、第7次の見通し期間などは、現時点では「未定」としている。  同省の第6次見通しでは、看護職員に対する需要が06-10年に約131万4000人から約140万6000人に増える一方、供給については約127万2000人から約139万1000人になると予測。需給はこの間、均衡に向かうと見込んでいた。 

しかし、06年4月の診療報酬改定で、看護職員の手厚い配置を評価する「7対1入院基本料」が新設されたのに伴い、一部の大病院が新卒看護職員を大量採用する一方、多くの民間病院では必要人員を確保できなくなり、社会問題になった

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最後の一行は「過去形」ではなく、「現在進行形」でしょう。

 

7対1看護を形成するためには病床数を削減せざるを得なくなる。それも国の「病床数削減政策」の一つなのかもしれませんが、このままでは地域医療は成り立たなくなるでしょう。

 

かといって、7対1看護が悪いわけではなく、もともとの医療を取り巻く環境や見通しの甘さが招いた結果であり…何とも言えないですね。

 

対策としては・・・・今までにも書いてきましたが、いかに準看護師の起用を「緩やか」にするかという点だと思います。

 

準看護師30%の制限がなくなれば、さしあたり人手不足を解消することはできる可能性はありますから・・・。それも都道府県単位で必要なだけ揃えられますしね・・・。

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では、また明日。

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ど~でもいい話:僕と「マリーセレスト号」

2009-01-20 23:05:56 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今日は早めに帰ってきて22時過ぎに家に着きました。

ま、その前に当直の先生から急患一人受け継いでいますが・・・

 

で、病棟に残っていたメンバーで夕食を食べてから帰ってきました。

 

ま、いつもだともう一仕事というところですが、今日は疲れがたまっているのと(週末バックアップの方が平日より疲れます)明日の教授回診での新患カンファは3名だけなので空いた時間に準備してしまいました。

 

さて、今日はど~でもいい話から行きたいと思います。

すごくびっくりしたことがあったので。。。

 

今日の日中のことです。

 

僕は血液内科ということで朝患者さんのVitalなどを確認した後、回診して顔色や他の微細な変化がないか、訴えがないかなどを「血液の患者全員(担当の有無関係なく)」確認します。

で、それが終わったら朝食をとり必要に応じて「他科」からの依頼事項や何やらを行い、病棟で全患者の採血データなどすべてを確認します。

 

で、データに合わせて指示を出して…というのが日中の仕事です。

他にも外来患者関係やらいろいろありますが・・・・

 

 

今日の病棟の患者さんの血液検査の確認をしていた時のことです。

エレベーターの中に点滴台だけ残されていました

という報告がうちの病棟にもたらされたのは・・・・

 

 

誰の?○○さん

マリーセレストじゃあるまいし、なぜ点滴台だけ・・・?

 

点滴台だけって?患者さんは?

病棟の看護師さんや僕らはびっくりして、何人かは売店の方へ探しに行き、僕は病棟内、一部の研修医も同様・・いろいろ探しておりました(5分くらいか)

 

「しかたがない、全館放送かけよう」

 

そんな話をしていた時、患者さんが上がってきました。

下に行った看護師さんも一緒です。

 

患者さんの話を聞くと売店に行ってエレベーターに乗ったところで、突然別の患者さんが倒れたらしく、そちらを助けていたら点滴台だけエレベーターの中に取り残されて上がっていったということです。

 

・・・・いや、それっておおごとだよ・・・・

 

本人は大爆笑だったけど、こちらはドキドキしました・・・

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なかのひと

本当にどうでもいい話ですねw

それでは、また。

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研修医よはよ帰れ

2009-01-20 01:29:10 | 医療

こんばんは

今日も日をまたいでしまいましたが、相変わらず元気です。

 

他病棟に患者さんが入りましたが、そこの師長さんが非常に協力的で助かりました。 なんとか起死回生の一打を放つことができるかTryできる・・・と、うれしい反面・・・ここからは急変覚悟で待機せざるを得ないなとも思うわけです。

 

まぁ、そんなこんなでいろいろやっておりましたが、気がつくと午前1時

 

「今何時だ?」(僕)

「1時3分前です」(研修医1)

「よし、そろそろ帰るぞ。みんなも早く帰れ」

 

このとき研修医3名が残っていました。

 

こんなのが大学病院だったりする。

 

しかし・・・この大学病院が機能しなくなれば・・・地域医療は崩壊するだろうな・・・

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なかのひと

患者さんの新規受け入れができなくなれば…この病院の存在価値って何だろう・・・そんなことを考えながら仕事をしています

 

しかし・・・先程から胸痛や動悸が・・・・。

働きすぎ?

 

ま、いいか・・・(よくない?)

 

では、また。

コメント (9)
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