こんにちは
先程記事を書いた後、掃除などをしておりました。ようやく一区切りついたので、飲み会に行く前に一つ記事を書きたいと思います。
昨日、後輩の医師からこんなことを言われました。
「先生も博士号は取られる予定ですよね?どんな研究をしたいと考えているんですか?」
うちの大学は7,8年目以降でないと博士号を取ることはできません。また、博士号を取るというよりは「臨床をしたいから大学院に戻る」という本末転倒な話も聞かれます。
まぁ、そういう環境だからか・・・この質問に少し驚きました。
「どんな研究をしたいか・・・といわれたら、こんな研究やあんな研究をしたいけど・・・そもそもそのノウハウがあるかは別だからな~」
という話をして、基本的な話をしました。基本的に研究といっても大学ごと(診療科ごと)に得意・不得意があって、大学院に行くといってもその診療科で行っている「得意な研究テーマ」から研究内容は派生していくので、こんな研究がしたいといってもできないだろうし、仮にやらせてもらえたとしてもノウハウはない可能性がある。
うちの教授には「どんな研究がしたいか言えば、それをさせるつもりはある」と言われましたが(これはかなり特殊だと思う)、僕もノウハウがわからず誰も指導できないようなものであれば大変だよね~と思っています。
僕はいつも思っているのは「患者さんに還元できるような研究」であって、可能であれば理論構築ののちに疾患モデル動物による「治療実験(と書くと動物愛護団体に怒られてしまうかもしれませんが)」に進むことができたらなぁ…と思っています。
そのためにこれから一年は「英語の勉強」と「教科書的な勉強」を集中的に行うつもり(今できることに集中する)です。
ただ、先ほども書きましたが基本的には大学院というのは「その診療科」で行っている研究の延長を行うのであって、もし「~のような研究をしたい」というのであれば、そういう研究をしているところに行き、指導を受けるべきであると思っています。
ただ、博士号を取りたい…というだけであれば、あまり深く考えずに大学院に入りやすい(母校とか)のほうが良いのだろうと思います。
だから・・・本当は「研究がしたくて・・・というなら大学院を本気でどこに行くか選択しないとね」と言いたい。だから、僕は今一緒にいる同期、後輩たちに
「研究がしたいのか、博士号がとりたいのか。それを見定めて、これからの進路・行動を決めるべきである」
と言いたい。まぁ、そんなことは言わなくてもみんな考えているんだろうけど・・・。
大学院へ行くのは「研究がしたいから」なのか「博士号が欲しいだけ」なのか。うちのように大学での臨床を行うために大学院へ行く人もいる(我が大学は後期研修が終わった後は大学院かスタッフ以外は戻れないので)かもしれませんが・・・・
僕はさしあたっては「戻る方向」で考えていますが・・・。
僕は研究がしたいです。
研究を通して「目の前にいる患者さん」以外に目の前にいない患者さんに貢献がしたい
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そう思っています。
では、また。