さて、もう一つ。
先日、診療報酬引き下げという話がありましたが、民主党の医療・介護WTは診療報酬引き上げを要望するようです。
診療報酬、「全体でプラスを目指すべき」-民主WTが最終取りまとめへ議論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000003-cbn-soci
医療介護CBニュース 11月29日(火)16時10分配信
会合後の会見で柚木氏は、政府の行政刷新会議が開催した「提言型政策仕分け」で、12年度の診療報酬改定について、本体部分の引き上げに反対する結果になったことに対し、「現場の地域医療の疲弊や、急性期医療の改善がまだまだ途上にあることを、十分に理解した議論とは思えない。WTとしては、国民をミスリードするのではと、非常に重大な懸念を持っている」と述べた。WTは以前からプラス改定を主張していたが、政策仕分けの結果を受け、「あえて『ネットプラス』と書いた」ことを明らかにした。
■処遇改善対象、「介護従事者」に拡充
同日の会見で柚木氏は、12年度の介護報酬改定に関し、同年3月に介護職員処遇改善交付金が終了した後の介護職員の処遇改善を介護報酬内で行う場合、介護サービスを適正化・効率化した上で、交付金以上の報酬引き上げを行うべきと、最終取りまとめに盛り込む方針を示した。また柚木氏は、処遇改善の対象を「介護職員」から「介護従事者」に変えることで、対象者の拡充を提案することも明らかにした。
このほか、最終取りまとめでは、介護報酬の地域区分の見直しで、現行より報酬が引き下げになる地域をつくらないよう提言する方針だ。
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診療報酬引き上げ要望…民主党医療・介護チーム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000671-yom-pol
読売新聞 11月29日(火)13時53分配信
外来患者の医療費の窓口負担に一律100円を上乗せする新制度「受診時定額負担」の導入については、「『患者間で負担を支え合うことになる』という反対意見が多数だった」として、12年度からの導入を見送る方向性を明確に打ち出した。
2年に1回行われる診療報酬改定を巡っては、政府の行政刷新会議が22日に行った政策仕分けで「据え置き」か「抑制」を求めたほか、小宮山厚生労働相も引き上げは困難との認識を示している。
これに対し、民主党の報告書案では、医師の技術料や人件費に当たる「本体部分」と、「薬価部分」を合わせた診療報酬の全体について、「プラスを目指した対応を政府に求める」とした。
埼玉県は2035年には医療事情は今の2倍悪化する(?):AERAより
という記事を書きました。これの元になった話は先日のこちらの記事にも書きました・。
現場からの医療改革推進協議会に参加
このままでは「災害」でも「戦争」でもないのに、平時で「Triage]が必要になってしまいます。
僕はこのようなことを書きたくないのですが、書かせていただきます。
「もし15年後に、あなたの親があなた自身が…助かる医療技術はあるにもかかわらず、医療の供給が足りないという理由(医療の需要≫医療の供給)で医療が受けられない世の中になったらどうしますか?」
それが今の医療従事者の危惧です。正直自分の親はどうにかして自分で診断をつけに行くかもしれません。これも差別なのだと思いますが・・・。いや、選別ですね。
僕は医師としてそのような世の中になるのは嫌です。医師としてやり続けるのがつらくなります。
だから、今のうちに医療問題を改善していきたい。
そう心の底から思っています。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。
P.S
医療費負担導入は両論併記=生活保護で論点整理案―民主作業チーム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000010-jij-pol
時事通信 11月29日(火)2時31分配信
生活保護受給者は今年7月で205万人を超え、過去最多を更新。生活保護費の給付総額は今年度当初で3.4兆円に達し、うち医療費が約半分を占める。このため、政府の行政刷新会議は23日の「提言型政策仕分け」で、無料で受けられる医療への一部自己負担導入の検討を求めた。
しかし、民主党内では、自己負担を導入すれば医療を受ける権利が侵害されるなどと反対する意見も強く、結論の一本化は難しいと判断した。