こんばんは
今日は寒いですね。大学から帰ってきて、朝起きてからは軽く運動して・・・あとはのんびりしています。
さて、今日の記事は生活保護に関してのこちらの記事を紹介します。
<生活保護>職業訓練中断で停止も…厚労省が検討へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111126-00000010-mai-soci
毎日新聞 11月26日(土)2時32分配信
7月時点で生活保護受給者は205万人を突破し、過去最多を更新。保護費も今年度予算で3.4兆円に達している。厚労省は東京都や大阪市などと協議を続け、今回の方針は12月のとりまとめに盛り込まれる見通し。
求職者支援制度は失業者らが無料で職業訓練を受けられ、10月から法に基づく制度として恒久化された。低収入の場合は月10万円が支給され、生活保護との併用も可能だ。
厚労省保護課は「稼働能力があるのに保護に頼るのは望ましくない。しかし訓練を無理やり受けさせるという趣旨ではない」としており、訓練を中断した受給者が福祉事務所による指導でも改めない場合、保護の停止や廃止を検討するという。
このほか、改革案としては102億円(09年度)に上る保護費の不正受給対策として、告発を増やすための基準の策定も警察庁と協議のうえ検討する。また、保護費の半分を占める医療扶助を抑えるため、医療機関側の過剰診療を防ぐマニュアルの導入なども提案する。【石川隆宣】
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生活保護の問題はいろいろ難しいところがありますよね。
本当に生活保護が必要な方もいらっしゃいます。僕が外来で見ていた方も、悪性リンパ腫+○○+▽■と複数の疾患を抱えていて、とても働けるような状況ではない。そんな人が保護を受けるのは仕方がないと思います。
ただ、昔は生活保護を受けているけど、年収は×00万くらいあるという人もいました。これは「定収入」がないから。
定収入がないといっても年収×00万ってどういうこと…って言ったら、職漁師さんみたいな感じで釣った魚を売ってお金を得ていたから。
まぁ、それは例外としても生活保護は「生存権」にかかわってくる重要な問題です。
年収が低い場合は「保険料」などの関係で生活保護のほうが良かったりしますし、何らかの疾患で定期的に病院に通っている方に関しても「医療費がタダ」になるからこっちのほうが良いですよね。
しかし、生活保護=医療費がタダ=受診しやすい…という問題もあります。患者さん側への受診制限を設ける必要があるか・・・ということもありますが、山本病院事件のように生活保護の方ばかりを患者として(お金は確実に取れる)狙う病院もありますし・・・。
生活保護は必要な制度だと思うのですが、これをどのように設定すれば「生活保護のほうがよい」と思わせなくて済むのか・・・。
低所得者にとって生活保護のほうが明らかに良いというのは何か(僕は医者という立場から保険料や無料で受診できる…というのを思い浮かべますが)、それをどのように改善すれば(保険料を市町村ごとではなくて別の単位にすればお金が安くなるとか。一定の年収以下の人で病院にかかっていない人は保険料を無料にするとか)よいのかを考えていかなくてはならないと思いました。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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まぁ、制度そのものをもっと勉強しないといけないのでしょうけど
では、また。
P.S
先程、イトーヨーカドーの地下の駅弁コーナーで「石狩鮨」弁当というのを見つけて買ってきました。
では、また。