おはようございます
さすがに9時間も寝たせいで、頭がすっきりしてきました。今日はジョギング+筋トレの後、新宿にでも行こうかなと思っています。
その前に一つ記事を書きます。
昨日から書いておりますが、事業仕分け。無駄を省いて必要なものは増やすという形にならないものか…とは思います。
「提言型政策仕分け」3日目 災害に強い国土づくりを議論 国と自治体の連携強化を提言
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20111122-00000100-fnn-pol
フジテレビ系(FNN) 11月23日(水)0時12分配信
政府の行政刷新会議による「提言型政策仕分け」の3日目の議論が行われ、医師不足の改善策として、「開業医と勤務医の収入を平準化すべき」との提言がまとめられた。
野田首相は「方向性は、政府がしっかり受け止めて、特に予算編成にしっかりと反映していく」と述べた。
野田首相も会場に視察に訪れた22日の議論では、救急外来や産婦人科などの勤務医が、負担の割に開業医に比べて給与が低く離職率が高いため、医師不足につながっている問題が取り上げられた。
また、診療科目ごとの収入格差や、医師の数が偏っている実態も指摘され、「勤務医と開業医、診療科目間での報酬配分を大胆に見直す」との提言がまとめられた。
また、22日は「災害に強い国土づくり」についての議論も行われ、堤防などハード面に加えて、避難訓練やハザードマップ作成など、ソフト面での国と自治体の連携強化が提言に盛り込まれた。
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今、医師数が足りている診療科があるかはわかりませんが…仮にいくつかあったとして偏りをなくすと…すべての診療科が足りなくなって終わりのような気がします…(黄色線が必要医師数だとして)
足りない医師数を補うように必死に働いているのが現状だと思うのですが・・・・。
日本という国が労働時間をおおむね世界の標準から全職種の人が超越して働いているのは事実だと思います。
国際労働機関(ILO)の憲章には以下のように書かれています。
「いずれかの国が人道的な労働条件を採用しないことは、自国における労働条件の改善を希望する他の国の障害となる」(ILO憲章)
http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/about/ilo.htm#ils
国際労働機関(ILO)は、「世界の永続する平和は、社会正義を基礎としてのみ確立することができる」という憲章原則の上に打ち建てられています。
ILOは、1日8時間労働、母性保護、児童労働に関する法律、さらに職場の安全や平和な労使関係を推進する一連の政策といった産業社会の画期的な成果を生み出してきました。
ILOはこのような問題への取り組み、そして労働条件の世界的な向上をもたらす解決策の発見を可能にする国際的な制度的枠組みです。どのような国であろうと、産業であろうと、競争相手が同時に同じような行動を取らないかぎり、以上のような方策を導入する余裕はなかったでしょう。
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よく一日8時間労働、週48時間労働って言いますけど、ILOの基準だよな・・・と調べてみると未批准なんですね。
1919年の労働時間(工業)条約(第1号)
http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/standards/st_c001.htm
ウィキペディアでも
日本の主な未批准条約 [編集]
ILOが採択した184条約(失効5条約を除く)のうち、日本が批准しているのは48条約で、わずか四分の一に過ぎない。以下は日本の主な未批准条約;
1号条約(一日8時間・週48時間制)、47号(週40時間制)、132号(年次有給休暇)、140号(有給教育休暇)などの労働時間・休暇関係の条約。
1998年のILO新宣言(「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」)で「最優先条約」とされた8条約のうち、105号(強制労働の廃止)、111号(雇用及び職業における差別待遇禁止)の二条約。
その他、94号(公契約における労働条項)、148号(作業環境)、151号(公務労働者)、 155号(労働安全衛生)、158号(使用者の発意による雇用の終了)、171号(夜業)、173号(労働者債権の保護)、175号(パートタイム労働)、177号(在宅形態の労働)、183号(母性保護)など。
日本では特に、労働時間関連[5]、雇用形態についての条約批准に消極的である傾向がうかがえる。連合、全労連など、日本の労働団体はこれら未批准の条約の早期批准を求めている[6][7]。また、国際労働機関からも問題視されている。
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医師だけではない。みんな超過勤務をしている…といわれるとそれまでですが、命を扱っている医療従事者のストレスは大変なものです。
いろいろなところで「危険な」ことをしている職業の方に話を聞いたときに
「私たちは確かにストレスのかかる仕事をしていますが、多くの人の命を預かっている医師のストレスとは比べ物になりません。実際に人が生きる、死ぬという話を聞くと…私はそのようなストレスは耐えられないと思います」
と言われました。すごく理解されたようでうれしかったです。
もちろん、医師は人ですから完全ではありえません。医療従事者全体がそうです。
命を預かっているため、いろいろな要求を受けたりしますが・・・・・
安全神話のあった「原子力発電所(泊原発では0.01%以下の故障する確率のものが10個連携して、ミスがないか確認しているといっていました)」でも、今回の震災で事故につながりました。どんなものでも完全などというものはないです。
人はミスをするものです。万全の体調でもミスをするものです。
確かに能力の高い、そして労働意欲の高い医師ならミスをする確率は低いのではないか・・・といわれるかもしれませんが、ミスは低くなっても0にはなりません。本来は複数の目でミスがないかチェックするものです。
人手不足で各々の業務をやるのが精いっぱい。チェックする余裕がない・・・そもそも自分の仕事をやるために24時間のうちの16時間を使用していたらほかの仕事まで手は回りませんw
研修医の時は6時に病棟に来て2~3時に帰っていたから20時間くらい働いていますよw
研修医が周りのチェックをすることはないかもしれませんが(同僚の研修医のチェックはしていたな・・・汗)・・・・
だからチェック機構も含めて、十分なマンパワーを用意する必要がある。時間的にも十分な余裕があるようにしなくてはいけない。
先日の記事にも書きましたが、いきなり労働協定を結ぶことは事実上不可能だと思っています。それを行えば医療従事者はともかく、患者さんの不利益が多すぎます。だからと言ってそれを求めないでよいという理由にはなりません。それを行えるようにしていかなくてはならない。少しずつ体制を整えていかなくてはならない。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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医師の偏在と書かれると、「他人の命に係わる職業」でもあるため・・・諸外国の医師と同様の労働基準で対応可能な医師数にしてから話をしてもらいたいものだと思う。
それでは、また。