新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

医師数は偏っている:ILOの労働基準に合わせられるような環境にしてから言ってほしい

2011-11-23 07:45:47 | 医療

おはようございます

 

さすがに9時間も寝たせいで、頭がすっきりしてきました。今日はジョギング+筋トレの後、新宿にでも行こうかなと思っています。

 

その前に一つ記事を書きます。

昨日から書いておりますが、事業仕分け。無駄を省いて必要なものは増やすという形にならないものか…とは思います。

 

「提言型政策仕分け」3日目 災害に強い国土づくりを議論 国と自治体の連携強化を提言

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20111122-00000100-fnn-pol

フジテレビ系(FNN) 11月23日(水)0時12分配信

政府の行政刷新会議による「提言型政策仕分け」の3日目の議論が行われ、医師不足の改善策として、「開業医と勤務医の収入を平準化すべき」との提言がまとめられた。
野田首相は「方向性は、政府がしっかり受け止めて、特に予算編成にしっかりと反映していく」と述べた。
野田首相も会場に視察に訪れた22日の議論では、救急外来や産婦人科などの勤務医が、負担の割に開業医に比べて給与が低く離職率が高いため、医師不足につながっている問題が取り上げられた。
また、診療科目ごとの収入格差や、医師の数が偏っている実態も指摘され、「勤務医と開業医、診療科目間での報酬配分を大胆に見直す」との提言がまとめられた。
また、22日は「災害に強い国土づくり」についての議論も行われ、堤防などハード面に加えて、避難訓練やハザードマップ作成など、ソフト面での国と自治体の連携強化が提言に盛り込まれた。

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今、医師数が足りている診療科があるかはわかりませんが…仮にいくつかあったとして偏りをなくすと…すべての診療科が足りなくなって終わりのような気がします…(黄色線が必要医師数だとして)

足りない医師数を補うように必死に働いているのが現状だと思うのですが・・・・。

 

日本という国が労働時間をおおむね世界の標準から全職種の人が超越して働いているのは事実だと思います。

国際労働機関(ILO)の憲章には以下のように書かれています。

 「いずれかの国が人道的な労働条件を採用しないことは、自国における労働条件の改善を希望する他の国の障害となる」(ILO憲章)

http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/about/ilo.htm#ils
 国際労働機関(ILO)は、「世界の永続する平和は、社会正義を基礎としてのみ確立することができる」という憲章原則の上に打ち建てられています。
 ILOは、1日8時間労働、母性保護、児童労働に関する法律、さらに職場の安全や平和な労使関係を推進する一連の政策といった産業社会の画期的な成果を生み出してきました。
 ILOはこのような問題への取り組み、そして労働条件の世界的な向上をもたらす解決策の発見を可能にする国際的な制度的枠組みです。どのような国であろうと、産業であろうと、競争相手が同時に同じような行動を取らないかぎり、以上のような方策を導入する余裕はなかったでしょう。

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よく一日8時間労働、週48時間労働って言いますけど、ILOの基準だよな・・・と調べてみると未批准なんですね。

1919年の労働時間(工業)条約(第1号)

http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/standards/st_c001.htm

ウィキペディアでも

国際労働機関

日本の主な未批准条約 [編集]

ILOが採択した184条約(失効5条約を除く)のうち、日本が批准しているのは48条約で、わずか四分の一に過ぎない。以下は日本の主な未批准条約;

1号条約(一日8時間・週48時間制)、47号(週40時間制)、132号(年次有給休暇)、140号(有給教育休暇)などの労働時間・休暇関係の条約

1998年のILO新宣言(「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」)で「最優先条約」とされた8条約のうち、105号(強制労働の廃止)111号(雇用及び職業における差別待遇禁止)の二条約。

その他、94号(公契約における労働条項)、148号(作業環境)、151号(公務労働者)、 155号(労働安全衛生)、158号(使用者の発意による雇用の終了)、171号(夜業)、173号(労働者債権の保護)、175号(パートタイム労働)、177号(在宅形態の労働)、183号(母性保護)など。

日本では特に、労働時間関連[5]、雇用形態についての条約批准に消極的である傾向がうかがえる。連合全労連など、日本の労働団体はこれら未批准の条約の早期批准を求めている[6][7]。また、国際労働機関からも問題視されている。

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医師だけではない。みんな超過勤務をしている…といわれるとそれまでですが、命を扱っている医療従事者のストレスは大変なものです。

 

いろいろなところで「危険な」ことをしている職業の方に話を聞いたときに

私たちは確かにストレスのかかる仕事をしていますが、多くの人の命を預かっている医師のストレスとは比べ物になりません。実際に人が生きる、死ぬという話を聞くと…私はそのようなストレスは耐えられないと思います

と言われました。すごく理解されたようでうれしかったです。

 

もちろん、医師は人ですから完全ではありえません。医療従事者全体がそうです。

命を預かっているため、いろいろな要求を受けたりしますが・・・・・

 

安全神話のあった「原子力発電所(泊原発では0.01%以下の故障する確率のものが10個連携して、ミスがないか確認しているといっていました)」でも、今回の震災で事故につながりました。どんなものでも完全などというものはないです。

 

人はミスをするものです。万全の体調でもミスをするものです。

確かに能力の高い、そして労働意欲の高い医師ならミスをする確率は低いのではないか・・・といわれるかもしれませんが、ミスは低くなっても0にはなりません。本来は複数の目でミスがないかチェックするものです。

人手不足で各々の業務をやるのが精いっぱい。チェックする余裕がない・・・そもそも自分の仕事をやるために24時間のうちの16時間を使用していたらほかの仕事まで手は回りませんw

研修医の時は6時に病棟に来て2~3時に帰っていたから20時間くらい働いていますよw

研修医が周りのチェックをすることはないかもしれませんが(同僚の研修医のチェックはしていたな・・・汗)・・・・

 

だからチェック機構も含めて、十分なマンパワーを用意する必要がある。時間的にも十分な余裕があるようにしなくてはいけない

先日の記事にも書きましたが、いきなり労働協定を結ぶことは事実上不可能だと思っています。それを行えば医療従事者はともかく、患者さんの不利益が多すぎます。だからと言ってそれを求めないでよいという理由にはなりません。それを行えるようにしていかなくてはならない。少しずつ体制を整えていかなくてはならない。

http://blog.with2.net/link.php?602868

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医師の偏在と書かれると、「他人の命に係わる職業」でもあるため・・・諸外国の医師と同様の労働基準で対応可能な医師数にしてから話をしてもらいたいものだと思う。

 

それでは、また。

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診療報酬本体引き下げ(?)

2011-11-22 20:24:48 | 医療

こんばんは

 

先程も書きましたが、本日は全く寝ておりません。少しうとうとしましたが…寒さのあまり眠ることもできずw

さすがに帰宅中、自転車通勤ですが車にはねられかけましたw

スピードの出しすぎもあるので、そのあとはゆっくり走らせてきたのですけど…寝不足では危ないですねw

病院勤務中は2~3時間睡眠は日常茶飯事でしたが、貫徹は逆に少なくしようとしていました。1時間でも寝ないと判断ミスが起きるので)

さて、その寝不足の頭なので言いたいことが書けているかが不安ですが、これらの記事を紹介します。

開業医と勤務医「収入同程度に」政策仕分け

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20111122-00000039-nnn-pol

日本テレビ系(NNN) 11月22日(火)17時14分配信

 国の重要政策について議論し、方向性を提言する「政策仕分け」は、3日目の22日から医療や介護、年金など社会保障をテーマにした議論が始まった。22日の議論では、開業医に比べ、救急や産科などの勤務医は負担が多い割に給与が低いため、離職率が高く、医師不足につながっている問題が取り上げられた。

 仕分け人・玉木雄一郎議員「みんな、お医者さんですよね。同じお医者さんなのに、何でそもそも診療報酬が違うんですか」

 仕分け人「結局のところ(厚労省が)正しいサンプリングを取っていない。実態をちゃんととらえて、診療報酬の効果とか、お医者さんの待遇状況を見ているんですか」

 厚労省側「今のご意見は今後、中医協(=中央社会保健医療協議会)で反映していきたい」

 仕分け人「問題意識はほとんど同じという中で、なぜスピード感がないのかを議論している」

 議論の結果、仕分け人9人中6人が来年度の診療報酬改定では「総額を据え置くべき」とした他、中・長期的には開業医と勤務医の収入を同じレベルにすべきなどの提言がまとめられた。

 一方、公共事業のあり方についても議論され、国交省から、財政事情が厳しいため、このままでは37年以降、一部の社会資本の維持管理が賄えなくなるとの試算が示された。議論の結果、「新規投資は厳しく抑制し、民間資金の一層の活用を図るべき」などと提言された。
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 政府の行政刷新会議(議長=野田佳彦首相)が行う「提言型政策仕分け」で対象となる社会保障分野に関して、財政当局側が提示する論点が21日、明らかになった。医療サービスについては、診療科や病院・診療所の間で、リスクや勤務時間に応じた診療報酬にするため、配分の大幅な見直しや、開業医と勤務医の収入の平準化の必要性を指摘している。医療サービスの仕分けは、22日10時40分から行われる予定。

 現在の医療保険制度については、医療費が経済成長を上回って伸びる見込みのため、「持続可能ではない」と明記。税金と保険料が大半を占める医療費が増大し、公務員の人件費削減や民間企業の賃金の下落傾向、さらにデフレが続いている中で、医師の給与は上昇しているとして、「診療報酬本体(医師の人件費など)の引き上げは国民の理解を得られず、引き下げはやむを得ないのではないか」と問題提起している。

 また、診療報酬の配分を大幅に見直すことで、「産科など特定の診療科や、地域の中核病院の医師不足の改善に繋がるのではないか」としている。

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僕の給与は今年・・・大体年収800万で、先日書きましたが1年に2日しか休みはなかった(このころは670万だったかな)です

年収800万が安いか…といわれると、僕は決して安くはない、標準以上の生活は可能と思います(専門医としてどうですかと言われればw)

ただ、やっていることがハードすぎる…というのはあります。

 

血液内科で主治医として病棟勤務をしていた時、僕は経験も多く得ましたし・・・やりがいもありましたから不満はないです。

楽しかったし、患者さんや家族が喜ぶ姿を見るのはうれしい。医者は僕の天職であると思っているのは、そこにあります。過去にも書いておりますが、お金ではなくやりがい。知識を得る楽しさ(本当は発表して、もっと多くの人の役に立たないといけないのでしょうけど)。そこが医者を続けている理由です。まぁ、150人いると1人くらいの割合で、ため息をつきたくなるような患者さん(や家族)に出会うことはありますが・・・・。

 

しかし、今は独身なのでまだよいのですが、結婚して奥さんができたとき・・・年に2日しか休みを取らなかったらどうでしょうか

休みをとっても、病棟から呼ばれる可能性があるから病院の近くで…という本末転倒のようなこともしてました

子供ができても、親は家にほとんどいない。休みの日もいない。たまに休みだと思ったら、病棟に呼ばれていなくなる。

まだ、そういうことは現実として起こっています(僕の知っている限りにおいて)。

 

実際、僕は友人(ネット友達)と水上へ温泉+ラフティングをしにいくはずだったのもドタキャンしました

 

病院勤務で医師数が不足している診療科、特に急変の多い診療科の医師は疲弊しています

 

それに対して診療科の偏在とよく書かれていますが、医師の実数が不足しています。

 

これからさらに不足すると僕も思っています。僕は感覚的に思っていましたが、東大医科研の上先生たちは先日発表されたように「数」で示されました。

 

医師の数を増やすために、人件費を2倍に増やせ…と僕は言うつもりはあまりないです。ただ、診療報酬を減らすのは勘弁していただきたい

理由は

1、日本の人件費の割合(%)は欧米の人件費の割合よりも少ない(医師の収入が多すぎるということはない)

2、過去に書いてきた「教育施設」としての大学・大学病院活性化のために、どうしてもスタッフの増強が必要であり、医師の人件費を特に増加してほしい(本来バイトに行くのではなくて・・・各病院の医師数は不足していなくて大学病院は大学病院で質と量のある臨床と、臨床に反映するような研究と、将来の国民のために尽くせる医師の養成を行うために、システムを変えなくてはならない←結構、奥深い問題だと思っているのですけど)

3、システムが変わることなく、金を減らせば・・・医師のなり手がなくなる

4、医師数を増やそうとしているにもかかわらず診療報酬本体を下げる方向へ・・・といえば、パイの奪い合いになってしまう(本来はブルーオーシャン戦略をとれればよいのだが・・・・)

 

財務省の主計官が2009年の「事業仕分け」の時に

医師の給与の大半は、税金や保険料から支払われており財源としては公務員給与に近い。診療報酬を仮に1%引き上げると約3400億円の医療費増、1700億円の保険料負担増として跳ね返るにあっては、全体の上積みをして勤務医に配慮するというのではなく。全体の水準を見直したうえで必要な所にあてる財源を捻出すべきでないか

といったことから、診療報酬の大幅増はなくなりほぼ据え置きになったといわれています。けど、医師は国家公務員ではない人も多いですけど、国民のために尽くす職業なんですけど・・・。

この影響をまだ引きずっているのでしょうか?

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医療費に関しては・・・日本経済の成長が乏しく、高齢者社会は待ったなしで訪れているので、医療費の対GDP比は増える傾向にある。医療費のGDP比は8.5%(けど、国の出しているのは6.9%)と上昇しているが、実際はもっと増えていないとおかしいのが実情(下参照)である。そうすると医療費増加に転じる前のイギリスのように、患者が治療を受けられなくなったり、医師が海外に流出する可能性もある。

僕が書いていることが正しいのかはわかりません。まぁ、Blogなので好きに書いていますが、少なくとも読んでいただいた方に時間を無駄にしたと思われないようにしたいと思って書いています。
では、また(ねむっ)
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ど~でもいい話:僕とブログラム

2011-11-22 18:52:13 | Weblog

こんばんは

昨日から仕事で貫徹状態です。眠いので、もう少ししたら寝ると思います。

 

現在、ブログラムというのもやっているのですが、一応ランキングになっているので、こちらの応援もよろしくお願いいたします。

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原発建屋内高線量:建屋内で作業するなら、事前に幹細胞は取ったほうが良いかも

2011-11-21 04:53:29 | 複合記事

おはよございます

 

ちょっと早起きしたついでにネットを広げたら気になる記事がありました。

 

3号機で毎時1600ミリシーベルト

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20111120-00000023-jnn-soci

TBS系(JNN) 11月20日(日)18時33分配信

 東京電力は福島第一原発3号機の原子炉建屋内部で、3号機では過去最高となる毎時1600ミリシーベルトという非常に高い放射線量が測定されたと発表しました。

 東京電力は先週から3号機の原子炉建屋内部の様子をロボットを使って調べていますが、19日の調査で、原子炉建屋1階の床から毎時1600ミリシーベルトを測定したと発表しました。

 3号機では、14日にも同じ場所で毎時1300ミリシーベルトが測定されていて、原因とみられる床にたまった水の拭き取り作業を進めていましたが、さらに高い数値が測定されたことになります。

 政府は、年内に原子炉が安定した状態となる「冷温停止」を宣言する方針ですが、今回のように高い放射線量が測定されるなど、炉内の状況を把握したとは言えない状態が続いています。(20日18:39)

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以前、

現場からの医療改革推進協議会に参加

幹細胞の事前採取:Plerixaforかしら?

という記事で、原発関連作業員の自己末梢血幹細胞の採取という話がありました。大量被曝に関しては幹細胞があったからと言って助かるわけではないですが、なければ助からないといってもよいです。

 

原発周辺の作業はまだしも、内部に入る作業員はやはり幹細胞の事前採取はしたほうがよさそうですね

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では、また。

 

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自衛隊の20km圏内除染:自衛隊法83条との整合性は・・・?

2011-11-20 15:08:00 | Weblog

もう一つ追加します。

 

2つの記事の複合です。

 

一つ目はTPPと米。もう一つは自衛隊と除染活動に関してです。

 

では、1つめの記事はこちら。

 読売新聞社の「農業」に関する全国世論調査(12~13日実施、面接方式)によると、農業の生産性を高めるために規模の大きい農家を増やしていくことに「賛成」は68%で、「反対」19%を大きく上回った。

 農家に補助金を直接支払う制度の拡充に関しては「賛成」59%、「反対」29%だった。新たに農業を始める人を政府が補助金などで支援することに、「賛成」と答えた人は80%に達した。

 政府が検討している、これらの農業再生策は多くの支持を得ているようだ。

 企業が農業を自由に行えるようにすることに「賛成」する人は62%だった。

 仮にコメの輸入が自由化された場合、価格が高くても国内産のコメを主に買いたいと答えた人は89%を占め、価格が安ければ外国産を主に買いたいとする人は7%に過ぎなかった。

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これは予測の範囲ですね。過去にタイ米が輸入されたことがありましたけど、翌年には解消されました。余った米って牛とかの餌になったんですよね。安くてもだれも買わない。だから牛とかの餌になる・・・。

 

それを考えると自由貿易になっても(今、最低限の輸入は国としてやっていますが)、多くの人は国産米を買うだろうな…というのは予測範囲。

むしろ、日本米を売り込むチャンスかもしれませんけどね。

 

減反しなくてよくなったりしてw

ただ、小規模農家(特に専業農家でなく、兼業農家の方)は厳しくなるかもしれませんね・。

 

次に自衛隊の「放射能除染」の話です。

 東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内にある自治体庁舎の除染作業に陸上自衛隊を派遣する政府方針が、防衛省内で波紋を呼んでいる。野田佳彦首相には来年1月から始まる民間業者の作業に先んじて国の機関が取り組む姿勢を示す狙いがあるようだが、本来は国防を担う自衛隊を政治の「道具」「便利屋」扱いする姿勢が透けてみえるからだ。(峯匡孝)

 政府は、1月から政府直轄の除染事業にあたる民間企業の作業拠点となる自治体庁舎の除染が必要で、専用資機材と専門的知見を有する陸自部隊の派遣が適切と判断した-としている。

 庁舎の除染は環境省が要請する福島県の浪江、富岡、楢葉3町が検討され、側溝にたまった汚泥の除去や放射性物質を洗い流すなどの活動が見込まれる。放射線に対応する陸自化学防護隊など300人程度の派遣が想定され、12月中の2~3週間程度の短期間で活動を完了する予定だ。

 「これは自衛隊でなくても、民間業者でも十分できる内容だ」

 陸自幹部は今回の派遣にこう疑問を示す。一方、一川保夫防衛相は18日の記者会見で「除染事業開始までに拠点場所(の除染)を早急にやるとすれば自衛隊の能力が期待される。民間には難しい」と強調したが、これも疑問符がつく。

 たとえば環境省は当初、町庁舎以外の除染も要請していたのに、防衛省側との協議であっさりと町役場庁舎だけの除染で決着した。民間との役割区分があいまいで、自衛隊でなければならない理由は分からない

 首相から指示を受けた一川氏はあっさり派遣を了承したが、防衛省幹部によると、渡辺周防衛副大臣は派遣に不満を漏らした。

 渡辺氏は、同省幹部が報告した3町役場庁舎付近の放射線量が記載された資料が約4カ月前の7月時点に計測した数値だったこともあり、環境省の意向を“安請け合い”したのではないかとして怒ったとされる。防衛省幹部は「自衛隊を“道具”のように扱うことが許せなかったのでは」と推し量る。

 不十分な事前調査で安易に自衛隊を使う手法は、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への陸自派遣でも同様だった。政権の都合で軽々に自衛隊を使う構図が浮かび上がる。陸自幹部は「自衛官は行けといわれれば行く。だが、私たちは便利屋ではない」と嘆いた。

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 「これは自衛隊でなくても、民間業者でも十分できる内容だ」

この意味が分からない方がいるかもしれませんが、災害派遣に関しては自衛隊法第83条に判断基準として緊急性・公共性・非代替性が示されています。この非代替性、自衛隊でなければ行えない活動かどうかということです。

 

町役場は自衛隊の除染で、ほかの場所は民間でOKなんて話があるか~ということですね。

 

今回の派遣だったら公共性はともかく、緊急性と非代替性は「?」が付きます

皆さんは、いかが思われますか?


 

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医師課税特例問題:診療報酬改善と同時にやるしかないかな・・・?

2011-11-20 14:48:09 | 医療

さて、続けます

先日も書きましたが、医師課税特例の話です

 会計検査院が「不公平だ」と指摘していた開業医や小規模医療機関を対象とする社会保険診療報酬の課税特例措置の見直しが、平成24年度税制改正では見送られる見通しとなった。実際よりも多い経費が認められるなど医師の“特権”として問題視されてきたが、反対する業界団体との調整が難航するのは必至。野田佳彦首相が最優先課題とする消費税率引き上げの議論に影響する可能性があり、24年度税制改正では見直しの方向性を打ち出すだけに終わりそうだ。

 特例は従業員の少ない医療機関の事務を軽減する目的で設けられた。社会保険や国民健康保険から支払われる診療報酬が年5千万円以下が対象になる。

 所得税や法人税の対象となる課税所得額を計算する際、本来は診療報酬から実際にかかった必要経費を差し引くが、特例では一定の経費率を診療報酬に掛け合わせた額を概算の経費と見なして差し引くことができる。

 経費率は診療報酬の額ごとに72~57%まで4段階に分かれ、報酬額が少ないほど経費率が大きくなる。

 本来の計算方法と特例のどちらかを選択できるため、会計検査院の調査では、9割近くが実際の経費も計算して比較し、有利な方を選んでいたという。さらに1654件について経費を計算したところ、特例に基づく経費率の平均値が70・4%だったのに対し、実際の経費率の平均値は51・5%にとどまり、20%近くも経費が水増しされていた。水増し分が、1千万円を超えるケースも294件あった。

 このため、会計検査院では「他の事業者との公平性が大きく損なわれている」とし、見直しを要請。政府税制調査会も当初は廃止を含む見直しを検討する方針だった。

 ただ、廃止は診療報酬の減少で経営が悪化している医療機関への影響が大きく、全国保険医団体連合会は「小規模零細の医療機関や高齢の医師が閉院に追い込まれる」と猛反発。民主党内でも「懸案だが、実施に移すのは簡単ではない」(党税調役員)とし、25年度以降への先送りが優勢となっている。

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開業医の課税特例:へき地医療限定にしたら?

まぁ、それなりに診療報酬を改善すると同時に課税特例をある程度のレベルで廃止するのが良いのでしょう。

8人の方が答えてくださっているようですが・・・・、皆様は改めてどう思われますか?

 


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起ち上がれ日本の勤務医よ(植山直人著):ドクターズ・デモンストレーション2011本日開催

2011-11-20 13:13:49 | 医療

こんにちは

 

昨日風邪気味と書きましたが、葛根湯+休養でなんとか体調も改善したようです。

さて、その間何をしてたかというと本を読んだりしておりました。アマゾンで「起ち上がれ日本の勤務医よ」などを購入していたのが届いたので読んでおりました。

 

この本の中には今の医療問題のことがいろいろ書かれています。

特に労働問題に関してですね。労働基準法や欧米諸国における医師の労働基準などについて書かれています。

 

医師ユニオン代表の植山直人医師の著作ですが、僕もこの問題を大きな問題だと思っています。

僕も一勤務医として「勤務医の労働問題(僕がブログを書き始めたのは尊敬する先生(40前後)が寝る間もないほど遅くまで働いていたから)」を研修医が終わったころからインターネット上で書き続けてきた医師なので(眠らない医者の人生探究劇場)、こころからこのような活動を応援しております。全国医師連盟の準備委員会までは協力してましたしw

正式発足してからは、立場上は協力が難しいので距離を置いておりますが、今の日本の医療を改善したいという思いは同じです。

しかし、勤務医の労働環境の改善に関しては本当に同時並行的に様々なものを行わなければならない。

 

確かに僕も3年前は1年間で病院に行かなかったのは2日だけでした。その翌年も14日でした

2年間で大学から離れるという話から、延長してもう一年(3年目)になってからは、「これは過労死するな(体重が62kg→53kgになったため)」と思い、後輩と完全に週末は折半することにしました。ただ、何かあたら駆けつけていましたけど。

 

このくらいやってどうにか病院が維持できている状況を急に「労働基準法違反」と言って改革しようと思っても、やはり無理があるわけです。それは全員がわかっていますが、それでもこのままでは過労死予備軍が多すぎる…という問題があります。

 

この本の中で「問題はシンプルで、日本の医療は医療従事者を犠牲にし、アメリカの医療は患者を犠牲にしているだけ」という言葉があります。

勤務医の負担は診療科によっては「かなり大きい」と僕も思います。知っている血液内科の先生が勤務医を辞められたりするのをみて、このままでは続かない「日本の医療」だなと思っています。

しかし、1983年以降行われてきた日本の医療の負の遺産を、いきなり欧米諸国のようにしようと思えば「患者さんを犠牲」にすることになるかもしれない。そしてそれは日本国民が望むことであるはずもなく、そうなれば大きな反対が起きるのも了解できます

 

かといって、何もしないでいれば「堤防」はいずれ決壊し、日本の医療は水の底に沈むかもしれない

 

今は緩やかに、しかし確実に改善させなくてはならない。ただ、「高齢化」「専門化」が強くなり今の労働環境でも壊滅的な状況になりそうだと予測している中で、どうやったら労働環境が改善できるのか。

 

まぁ、これは医師数を増やすしかないのですが、増やすにしてもどう増やすか。

この本の中でも「今の医師数でよい」という意見と「1.5倍程度に増やす必要がある」という意見と書かれておりましたが、僕は医師数はかなり増やさないといけないだろうと思っている人間です。

しかし、過去にも書いてきましたが「教育体制」がなっていないだろうとも思っています。大学の医局に魅力がないから研修医が来ないのが第一であり、それはスタッフの余力がないからです。研修医はいなくなった。そのため、さらに医局に余力がなくなった(一部、盛り返している病院もあるみたいですが)。

大量の医学生が来ても教育に差し障りがあって、レベルも下がる。また、これ以上負担を大学病院の人間に追わせれば、大学から人がいなくなり負のスパイラルに入ってしまう。だから以前より、大学病院の待遇改善をまずは行わないといけないと書いてきたのだが…そんなこと言っている人ってこの6年間であまり見たことがない(汗

医大の新設? or  既存の医学部拡充?

第2のインターン闘争へ:CBT/OSCE国家試験へ

医学部新設への動き:僕はこう考える

3私大医学部新設へ:教育的な問題でちょっと反対です

医学部定員増で教育水準低下:前から言ってましたが可能性は高いです

大学病院や地域の病院を改革させる、もしくは改革できるような体制を作らせることが肝要だ

旧体制へ逆戻りか・・・・:僕はそうなると反対だな・・・

臨床研修のあり方に関して

臨床研修改革案?

臨床研修1年へ:前後をどう変えるかが重要でしょう・・・

医学部定員693人増へ:とりあえず、対応可能範囲でしょうか?

医学部定員増:教育予算の十分な確保を!

医師養成数5割増し提言:教育システムの改善は必要不可欠

定員増は負担

医局を超えた横の連携実施!:群馬大、4大学と連携

医師の大幅増員を求める署名活動:増員後の対応は可能だろうか?

若手医師、大半は戻らず:僕たちが中堅になるころに完全崩壊します

医学部定員国管理見直し論:いずれにせよ、医局改革が先だと思う

久坂部羊の医師増員批判:病院勤務医の待遇改善のためにも医師増員は必要だと思いますよ?

医学部定員増加:焼け石に水だが・・・

医学部定員増を要望:医局員の疲弊から医局完全崩壊するぞ?

医師定員増へ:しかし、良いところはKeepすべきかな・・・

医師不足は新臨床研修制度のせい:ただ、魅力のある場所に人が集まっただけです!

「ねじれ」と佐藤先生の講演から:医局改革の必要性

医師教育制度はどうするべきか?

医師増員の意見書:医者を増やすとしてどう増やす?

医療連携:縦と横と心

意見投稿してきました

派遣の前に:大学への政策を改めよ!

新しい医局制度:全医連に対する期待は・・(これはただの僕の考えですけどね)

 

個人的には

1、大学などの教育施設に対する待遇の改善。スタッフの増強

2、それに合わせた医学生の定数増加

3、それに合わせて勤務環境の改善

と思っています。

もちろん、大学などのスタッフ増強にはほかの施設の医師数が減る可能性も考える必要があります。あと、将来的には交通機関がさらに改善し、病院への搬送(時間的距離)がよくなって、集約化できることは期待しています。

さて、今ドクターズデモンストレーションをやっているのですが、盛況なんですかね?様々な団体が来るので、それなりに盛況になるのでしょうけど。

僕も立場がなければ(あと、勉強会みたいなもので、デモでなければ)、講演会だけでも聞きたかったですね。誰か参加した方教えてくださいw

 

では、また。

P.S

ドクターズ・デモンストレーション2011

 
現在、進行中です。僕は参加しておりませんが、興味のある方は是非とも応援のほどをよろしくお願いいたします。
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ど~でもいいはなし:僕とストレス学説と傷寒論

2011-11-19 11:19:04 | ど~でもいい話

おはようございます

今日は朝から風邪気味で…とりあえず風呂に入って葛根湯を飲んで・・・・と風邪を早く治そうという対策をしております。

 

葛根湯は僕は患者さんにも自分にも多用するアイテムの一つです。自分の専門である「血液内科」の分野ではほとんど使用しない漢方ですが、本当に様々な分野で役に立ちます。そういえば・・・血液分野でよく使用するのは「芍薬甘草湯」ですね。恐ろしいほど「グリベック」のこむら返りに効きます。ちなみに抗癌剤治療を行った際に「吃逆(しゃっくり)」が出る人がいますが、西洋医学系の各薬剤をすべて使用してもだめだった人が「芍薬甘草湯」が効いて、これが最も良いという結論に至りました。ちなみに1回2~3包使用してください。普通に1包では効果が弱く、この薬のように「頓服」の効果が高いものは多めに期間短くが良いです。

 

過去に「ど~でもよい話2:僕と漢方・・出会いと塞翁が馬」という記事を書いて、漢方との出会いを書きましたが・・・本当に東洋医学と西洋医学、非常に合わせて考えると面白いものです。

西洋医学で「ストレス学説」というとハンス・セリエが出てくると思います。彼はストレスに対する体の反応を「警告反応期」「抵抗期」「疲憊期」の3つに分けました。傷寒論では陽病期(三熱病)と陰病期(三寒病)に分けます。陽病期は抵抗期、陰病期は疲弊期ですが、陽病期の一番最初「太陽病」期が警告反応期にあたると考えられています。

傷寒論ってかなり昔に書かれた書物ですけど、現代西洋医学の考えと同じような結論を出していて素晴らしいですよね。

 

西洋医学は基本的に「原因」があって…という考え方ですが、漢方の考え方は「もっともよい状態」から体が何らかの反応をして「よい状態から外れている」という考え方です。

 

西洋医学では「原因の除去」を考えますが、漢方では「よい状態に近づける」ことを考えます。だから漢方では「証」があります。同じ病原体でも体の反応が異なれば、最も良い状態に近づける方向が違ってしまうという考え方です。

 

よって今回の風邪・・・では、特に風邪の初期の警告反応期・太陽病期の今の段階では「葛根湯」を使用します。

 

僕は患者さんや漢方をあまり知らない方には

葛根湯は抵抗力を上げて、症状は強くでるけど、期間が短くなるようにする薬

と説明しています。だから風邪の初期にのまなかったら「短くならない」でしょう・・・って。西洋医学で使用する「風邪薬」は通常なら原因の除去をしたいけど、風邪のウイルスを殺す薬はないので症状を抑えている。だから免疫力を高める葛根湯と症状に合わせた西洋医学の薬とをうまく使いわけて治療をしましょう・・・って。

(よく上に突の正規分布のようなグラフを書いてます。Y軸は症状の強さ、X軸は時間葛根湯を飲むと症状は強く出るけど、期間は短くなる(面積は同じ)。で、症状は風邪薬でうまくコントロール・・・って。みんな納得してくださいます)

多分、葛根湯の風邪に対しての本質はここにあると思うのです。

そして・・・西洋+東洋医学の両方から見ていくと、患者さんにもメリットがあると思いますが、医療従事者も「東洋目線(漢方目線)」と「西洋目線」の両方で診察できて二度おいしい(すいません)。

と、言うことで漢方の勉強と西洋医学の勉強を両方しております。

 

さて、とりあえずもう少ししたら丸善に向かいます。

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ネットワーク構想:医療費をいい意味で削減できるか?

2011-11-17 21:02:14 | 医療

追加でこちらの記事も紹介

 

 東日本大震災からの医療復興の一環として、情報通信技術(ICT)を活用した地域医療の構築を目指す官民組織「みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会」が15日、発足した。診療・介護情報を関係機関が共有し、連携を強化することで、被災地で懸念される医師不足の影響を抑える。

 ネットワークを先行導入する地域は、気仙沼、石巻の両2次医療圏。医療機関や薬局、介護施設を専用回線で結んで患者の病歴や投薬履歴、検査結果などの情報を共有し、診療の効率化を図る
 へき地診療所と中核的病院もネットワークでつなぎ、検査結果の解析などを病院側が担うことで、へき地勤務の医師の負担を軽減する。
 震災による津波で多数のカルテが流失し、その後の治療に支障を来したのを教訓に、地域全体で診療情報のバックアップ体制を敷く狙いもある。
 3次医療圏の県全域では、県医師会内に新設する「地域医療連携支援センター」(仮称)と東北大病院が加わる。2次医療圏では完結できない専門的な診断や治療などの役割を果たす。
 ネットワークを生かし、病歴に基づいた治療がどこでも受けられるよう県内共通診察券を発行する構想もある。
 ICTを駆使した地域医療は、県震災復興計画に盛り込まれた主要施策の一つ。国の第3次補正予算案に関連費用が盛り込まれ、数十億円とされる財源のめどが立った
 協議会は今後、専門部会でネットワーク構築に向けた検討に着手。来年3月には協議会を法人化させて体制を整え、4月に事業を始める方針だ。
 仙台市青葉区で15日に開かれた協議会の設立総会には、東北大や県関係者ら約200人が参加。会長に選ばれた県医師会の伊東潤造会長は「全国のモデルとなるようなネットワークをつくりたい」と述べた。
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ネットワークで各医療機関、薬局、介護施設がつながればいろいろいいことがあります。
一つは書かれている通りで病歴や薬歴、検査結果などが共有化できるというものです。
これによってへき地勤務の医師の負担軽減よりも
「あぁ、ここの病院でこの間この検査やっているのか。結果はこれこれならば、この可能性は低い→不要な検査オーダーが減る
「あれ、この病院で先日この薬が出ているじゃないか。○○さん、この薬はこの薬と同じタイプの薬ですよ。だから、この薬を使用しているのなら不要な薬です→不要な薬、薬の重複が減る
「○○先生、▽さんは×病院でこの薬が出ています。気が付かれていますか?(薬局、ほかの病院から)→多数の医療従事者の目で一人の患者を診る。第3者の目ですよね
どこまで広げていいのか(プライバシーの問題)がありますが、うまくいけば「他院からの目」というものもあり、無駄が省かれ、適切な医療が受けられるようになるかもしれませんね。一人の患者さんを地域という大きな病院で見ている感じですかね。
他にも健康診断の結果なども反映するとより良いですね。家庭血圧や血糖値が携帯端末から地域の医療機関すべてで見れるような・・・。
ぜひ、よい結果を出して県医師会の機長さんがおっしゃるように全国に先駆けた良いモデルケースを作ってもらいたいものです。
では、また。
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スーパー女子高生:それを追及したのは偉いよね

2011-11-17 20:55:34 | Weblog

追加で1つ。こちらの記事を紹介します。

 

 茨城県の女子高生らが新たな化学現象を発見し、権威のある米専門誌に論文が掲載されることが決まった。

 専門家は「高校生の論文掲載は世界的な快挙。今後は彼女らの実験結果を、プロの化学者が後追い研究することになるだろう」とたたえている。

 茨城県立水戸第二高の数理科学同好会に所属し、今春までに卒業した小沼瞳さん(19)ら5人で、2008年2月の金曜日、「BZ反応」という実験を行った。酸化と還元の反応を繰り返すことにより、水溶液の色が赤と青に交互に変わる。

 その日、水溶液の色は想定通り赤で動かなくなった。メンバーは器具を片付けないままカラオケへ。ところが月曜日に実験室に戻ると、液は黄色くなっていた。

 
予想外のことで、観察を繰り返した結果、赤青の変化が一度止まった後、突然、始まった。
全く知られていない現象だったが、試薬の条件が整えば、5~20時間後に変化が再開することを突き止めた。

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器具を片付けないままカラオケに行ったのは「お叱り」を受けることかもしれないが、ここで起こったことをきちんと後追い実験をしてたしかめたのが素晴らしですよね。

「偶然」を見逃さなかったこと、それが一番素晴らしいと思います。

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

僕も偶然を見逃さないように頑張りたいと思います。

 

では、また。

 

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