玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*卒業生に贈る言葉

2007年03月13日 | 捨て猫の独り言

 卒業おめでとうございます。私がこの三年間を通して一番考えていたことを告白します。それは皆さんに気働きのできる人になって欲しいと言うことでした。心遣いとか気配りという言葉よりいい言葉だと思いませんか。

 最近私の周囲では高校時代の同窓生との交流が盛んです。途絶えていた交流がこのころになって急速に復活したのでした。不思議に強固な心地良い連帯感を味わっています。

 成蹊の良さはいろいろなタイプの人間が存在することです。ハシャグひともいればヒッソリする人もいる。部活に明け暮れる人もいれば何処かで何かをやっている人もいる。カリキュラムは幅広く卒業後の進路も幅広い。皆さんも、いつの日かこの三年間を懐かしく振り返る時が来るでありましょう。

 私も皆さんと共に卒業します。生涯最後の担任でした。次の舞台の風景は、皆さんと私とでは全く異なります。さてさて新たな楽しい思いで作りに向かって、それぞれ元気に出発することといたしましょう。

 <終業式の一、二年生への挨拶は短く>

 おはようございます。数学科の吉田です。今年度限りで定年退職します。成蹊に来て33年になりました。四月から一年間は非常勤として来ます。生徒の皆さん、同僚の先生方、職員の皆さん、この学校の教師であって幸せでした。長い間ありがとうございました。皆さんもお元気で。

コメント (3)
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