玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

収穫の秋がやって来た

2011年10月13日 | ねったぼのつぶやき

 先日求めた新米は美味しい。仕事に通う為に通り抜ける公園では、色づいた銀杏の実が落ち始めていた。たまに立ち寄る農協の売店で手に入った芋がらは皮をむいて干した。昨年作ったズイキの残りは、千切りにした薄揚げ、人参、シイタケと共に炒め煮にし、タマタマ囲碁打ちに出かけるツレアイに持たせた。幼少の折には親しんだ味だから、懐かしい味がした筈だ。

Ginnantop700  日本中に吹き荒れた台風12号は立木の枝を痛めつけた。銀杏の実も青いまま落ちしだいていたが、昨今落ち出した実は黄色く熟れて来た。公園では毎朝4~5人のおじさんが、落葉や銀杏の実を滑らないようにかき集めている。臭いと不評の向きもあるが、いちようは20本近くあるのでいつも実は落ちていて拾える。葉は青く繁っているがその内黄色く染まってそれもまた美しい。(写真はインターネットより借用)

 子供の頃、秋には決まって芋ご飯や、山に栗拾いに行っては湯がいて食べた。我が子には年に何度か芋や栗を蒸かして食べさせた。今はせいぜい年に一回位だろうか。殆ど種ばかりと言っていいあけびも種を飛ばし飛ばし食べた。天婦羅にするといいと聞いたことがあるけれど、種はどうするのだろう。窓越しに秋空を眺めながめていると、かってから今迄の風景や行事などが次々に思い出され、瞼に浮かんでは消える。

コメント (2)
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