玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

初秋を思わせる日に

2014年08月20日 | アトランタ便り

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プールから上ると即座に夕食にありつける小一の孫娘は「ババがいるとレストランみたい」と言い、小三が「それはズ~とはムリだよ」と諭す。(日本では下が早生まれで1年と2年生の年子扱い)せめて私の滞米中はと朝夕忙しい皆を手伝い、今がその時と年に一度は訪米している。所で片づけの最後に残るのは本類。子供の本は出したが、作り付けの本立てを失った娘の本類は段ボールのまま。引越しの度に目も通さない本?を持ち運ぶテマが思いやられ不要と思える十数冊は捨てた。直ちに捨て兼ねる数冊は私が読んでからと取り置く。いつもは空港で求める分厚い月刊紙に変わり、今回初めて読書の時間が持てているのは、孫娘の成長がもたらした時間でもある。

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手作り冷凍食品の作り置きの合間、アパート周辺の内外を1~2時間、時に半日散歩する。アパートの周辺は当然として、道路沿いも整然と植樹され、なだらかにカーブを作って連なる手入れの届いた街路は、その先迄もっとその先迄と私を誘いいざなう。ここを出ると「AT&T」と表示された日本でも見かけた事のある会社が道路向かいにある。どこでもそうだが、会社や公園続で外に向かって開放されている芝生は、いづれも綺麗に刈り込まれ、植栽された立木は木陰を作って優しく人を誘う。少しばかりの用を終えた私には、今限りなく時間が用意されおり他の用事や憂いは何もない。街路から刈り込まれた芝生を分け入ってドンドン進み木陰に座る。視野の先には車が微かな音を立て走り、犬の散歩やジョッギングをする人が見える。カメラ、本、メガネ、おやつ、水を順次取り出して贅沢な時間を過ごす。昨日はつい転寝をしてしまった。

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当地の気候は日本程の厳しさは感じない。コントロールされた自室にあっては時に肌寒く薄手のカーデガンを羽織る。朝夕の温度差もあり、朝方には外気が冷めているから熱帯夜という概念はあるのかしら?街路の樹木は夏色だけど、雲一つない時の青空や木立を縫って肌にそよぐ風は初秋を思わせる時すらある。さて今夕、子供の保育園が同じだった娘の友達の子供2人を2時間ばかり預かることになった。新学期の為夕刻父兄が学校に参集する必要があるが、大学教授をなさっている夫がその時間に帰れないという。車で2~3分の所に住み、そちらも夏休みは家族中で日本の小学校に通学され私も知っている。共に夕食をしながら待つ事になった。ご飯、野菜の肉巻、味噌汁としよう。

コメント (2)
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