玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*暮らしぶり拝見

2020年01月09日 | 捨て猫の独り言

 46歳の娘は、日本で年下の米国青年と結婚し2人の女の子の親となり、その後ジョージア州のアトランタメトロに住んで、まもなくしてシングルマザーとなる。2年半前にアトランタの中の比較的安全とされる北の方の町に住宅を購入して親子3人で生活している。私には2度目のアメリカになる。アトランタを目指して夫婦で日本を出たのはクリスマスイブの日だった。

 シングルマザーの娘にもようやく協力出来て一緒に生活したい男性が現れたようである。互いに離婚歴あり、子供ありで私の観察ではいい組み合わせだと感じられた。彼はニューヨークの近くで育ち、アトランタに住んで30年近くになるという白人男性だ。娘はチビ、デブ、ハゲというが人は見てくれではない。世慣れて、誠実で、思いやりがあり何かにつけて手際が良い。 

 冬の便器の冷たさはこたえる。私が便器カバーが欲しいといえば直ちに注文して数日後には中国製の便器カバーが届いた。CNNに行きたいと言うと、ただちに電話して手頃の時間帯のスタジオツアーを予約してくれた。さらにツアーの映像をつぎつぎにパソコンで見せてくれる。会話のできない私に、彼は一つの単語を手掛かりにパソコンの地図や映像を介して交流してくれる。

 娘の住む地域は緑に囲まれたスモールタウンだ。散歩途中で見る家々はすべて新しい。宅地造成業者が広大な敷地を囲い込んで、そこに3階建ての独立と棟続きの2種類の家屋が立ち並ぶ。この地域では、そのようなコミュニティーがいくつか隣接している。そして幹線道路を挟んで向かい側には商店が軒を並べる。娘の家の裏には木造ベランダの向こう側に細くて驚くほど背の高い松の木がまばらにそびえている。その間に見る朝焼けがいい。

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