囲碁ナショナルチームの監督であり、また千葉ロッテのファンである高尾紳路九段は、つぎの二つの快挙の当日、すぐブログに投稿していました。「2022年4月10日は歴史的な一日になりました」として、上野愛咲美女流棋聖が、日本女流棋士で初めての国際棋戦優勝者(日本・中国・韓国・台湾)となったこと、そして佐々木朗希投手が完全試合を達成したことについて記していた。
そのコメントがまた高尾九段らしいものでした。「いろいろな方から、’おめでとう’ と連絡を頂きました。(自分が)世界一になったわけでも、完全試合を達成したわけでも無いのに、困惑しましたが ’ありがとうございます’ と返信したのは、正しかったのでしょうか???」
高尾九段は上野愛咲美女流棋聖とつぎのような縁もあるのです。上野女流棋聖の師匠は、藤沢一就八段です。その一就八段の父は昭和を代表する棋士の藤沢秀行です。破天荒な生活で有名でしたが研究会「秀行塾」で若手棋士を育成して、藤沢秀行を師と仰ぐ者は多くいます。そして高尾九段はその門下生です。
千葉出身の高尾九段はプロ野球では千葉ロッテ、バスケット(Bリーグ)では千葉ジェッツを応援しています。どちらもよく会場に足を運んでいます。2年前には佐々木朗希選手を追ってキャンプ地の石垣島まで追いかけていきました。なぜか高尾九段は南の方の鹿児島・沖縄にはよく出かけます。