元旦に能登半島で大きな地震が発生した。被災した人たちが「もうここには住めないと思う」と話すほどの惨状だ。テレビは平坦であった土地が液状化や隆起で波打っている映像を流している。志賀原発は本当に大丈夫なのか?
年末の新聞チラシに「のと里山空港開港20周年特別企画」という2泊3日の旅行案内があった。それを見て出発を2月25日に決めて、申し込みのためチラシを大切にしまい込んでいた矢先のことだった。金沢や富山は幾度か訪れている。半島にも一度は行きたいと思っていた。
元旦に私の体に異変が起きた。右足に痛みを感じた。前かがみなら何とか歩ける。痛みは体のどこか損傷が起こったことのサインだが、そのうち自然に治るだろうと我慢して、痛み止めや湿布で過ごしていたが、半月経っても改善の兆しはない。
とうとう16日に近くの整形外科を受診した。腰や膝のレントゲンを見ながら「薬を出します、2週間様子を見ましょう」というのが担当医の言葉だった。先は見通せないが、この2週間で、こわばった体を積極的にほぐさねばならないと思う。通院の翌日の17日は阪神・淡路大震災から29年だった。