韓国ドラマ「トンイ」を毎週かかさず見ている。友人が昨年DVDを全巻貸してくれ見ていたのだが、やっぱり何回見ても面白いし、見落としている部分もあって・・・。
この間 見た部分では息子の王子を国一番と言われる学者に勉強を見てもらうため母親であるトンイが頼みに行くのだが、学者は宮廷の堅苦しい所への出仕を頑として拒んでいる。
そこで息子の王子を単身学者の所へやって何かと手伝いをさせる。
学者が「王子様はどうしてそんなに本を読んで勉強がしたいのですか?」と尋ねると王子が「分けるためです」と言う。
「分けるとは?」と学者が聞くと「自分は一生懸命勉強して得た知識を貧しい人々のために分け与えるためです。母上がいつもそう言っていましたから」と答える。
学者はこれを聞いて自分の為と言えばいいものを・・・と言いながらも心の中では感心し王子の師匠になることを決める。
自分のために自分が将来困らないためにだけでなくこんなふうに考えられる事が素晴らしい。勿論 帝王学っていうのはこの様なものかもしれないが、この時点で母親のトンイは息子が王位につくことなど予想もしていなかったことで、一般的な考えとして教えていたのだと思う。
ドラマとはいえなかなか考えさせられることが沢山ある。悪役はさておきトンイたちは常に相手の身になって考え行動し、言葉をかけている場面がみられ、本当にいろいろ教えられる。