忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「核兵器のない世界」へ

2017-07-09 | 世の中のこと

またしても九州を襲った豪雨。来月出産を控えた母親が幼い子どもを抱きかかえ、亡くなられたというニュースに胸がつまった。

唯、唯 亡くならた方たちに祈りを捧げ、被災された方たちが一日も早く元気になられることをと願うばかり。

 

辛いニュースのなか人類史上初めて核兵器を違法化する核兵器禁止条約が交渉会議で122カ国の圧倒的多数の賛成で採択された。

議場は総立ちで拍手、歓声に包まれ新たな歴史の幕開けを祝福しあったと報じられた。

草葉の陰で湯川秀樹さんや3月に亡くなった肥田舜太郎さん←他、ヒロシマ、ナガサキで被爆された、多くの亡くなっていった人たちもきっと「やっとここまできたか~ 70数年長かったなぁ・・・そやけど これからが本番や!みな 気 引き締めて頑張って運動してや」なんて言っておられるのじゃないかなどと思った。

唯一の戦争被爆国の日本政府がこの条約に背を向けたこと、核兵器を保有する国々は人類を破滅に導く核をどうとらえているのだろう。

いつも思うことは自分達だけはシェルターに入って絶対に助かると思っているのだろうか? ここがどうしてもわからない?

それでも先は決して暗くない!「悪の烙印」となった核兵器を世界中の多くの人たちの力、思いで違法化することが出来た!

条約に参加せず、むしろ妨害さえした核兵器保有国とその同盟国を包囲していくことが「核兵器のない世界」への運動の前へ進む原動力となるだろう!