2017年2月にBS世界のドキュメンタリーで放映されたものだが、・・・概してよいと思うドキュメンタリーは一般の人々がなかなか見ないであろう早朝とか深夜に放映されることが多いと感じる。
I・F・ストーン アメリカのジャーナリストで 1950年代から1970年代にかけて政府や権力機関の欺瞞を暴いた孤高の記者。
以下番組内容からその一部を書き出してみる。
利益や大衆受けを重んじるメディアは時に権力の共犯者になる。2003年政府が誤った情報をもとにイラク攻撃に突き進んだ時大手メディアの大半はこれを支持した。一方 ストーンの意思を受け継ぐジャーナリストたちは権力の暴走を止めるため命がけの取材を続けています。
映画監督マイケル・ムーアもストーンの教えを肝に銘じています。
政府がおかしなことをしたら報道機関がそれを明らかにするのだ。だがその自由が失われればこの国は地獄行きだ。セレブたちの動向を伝えるのをやめストーンを目指さなければ、それがジャーナリストの生き方です。
I・F・ストーンはメディアが地球上に平和をもたらす最強の力になると、そらなのに今は戦争の兵器として使われています。
彼は政府とはウソをつくものだと私たちに教えて特に戦争の中ではメディアがウソを運ぶベルトコンベアーだと教えてくれました。
ウソは命を奪うからとも。
1年も前のことながら、もり、かけ問題その他続々出てくる隠蔽に今でもまだまだ見る価値はあるだろう。昨年3月に映画として公開されたということだが、今の安倍政権もまったくこのとおりでウソのつきまくり、もうすぐその寿命もつきることだろう。
さてメディアの責任は本当に重く ストーンのような志をもったジャーナリストがこの国にも沢山現れることを願い、それとともに国民も決して無関心であってはならないと強く思った。
映画『すべての政府は嘘をつく』予告編