忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

苦難を乗り越えてきた彼女

2024-06-27 | 生き方を学ぶ

久しぶりに松原さんに電話した。いつも元気な声でかかってくる彼女。そろそろたまにはこちらからかけなくてはと思った。2か月ほど前にお連れ合いを亡くされそれも気になっていた。

電話口の彼女はいつも通り明るい声で「丁度私も電話しようかなと思っていたところやの元気か」と言われた。

彼女とは保育園時代の同僚で一緒に仕事していた。ある日事務所に派手な格好の人が面接に来ていた。その派手な格好の人が彼女だったのだ。

一緒に仕事した期間は短かかったが、そんなに目立つこともなく皆とうまくやっていた。彼女が退職してからもずっと付き合いが続いていた。

そんな彼女が緑内障になりやがては目が見えなくなるとは夢にも思わなかった。今では白杖をつきヘルパーさんの支援で暮らしておられる。

ヘルパーさんの援助であちこち積極的に出かけ

「この間もうたごえサークルに参加して歌ってきたわ」

と話す彼女の明るい声にいつも私は元気をもらっている。

ここまでくるのに沢山の苦難を乗り越えてきた彼女に唯々頭が下がる思いでいる。

 


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