美しい湖南アルプスの山々が泣いています。高速道路を通すために山肌が次々削られていっています。
人口が減って、車を乗る人も減ってきており、おまけに大型車両を運転するドライバーも減ってきていると聞きます。そんなに急いでどこに行くの?
山裾に田圃を持つ友人は田圃への水の量もおかしくなってきているようだ。それにあの山肌をみると可哀そうで腹が立つと言っていました。
大型公共事業をして利益を得る人たちの為にでしょうか?
先日、工事現場近くまで車に乗せてもらい見に行ってきました。
谷川俊太郎さんの「急ぐ」という詩を思い出していました。
こんなに急いでいいのだろうか
田植えする人々の上を 時速二百キロで通りすぎ
私には彼らの手が見えない 心を思いやる暇がない
この速度は速すぎて間が抜けている
苦しみも怒りも不公平も絶望も すべては流れていく風景
こんなに急いでいいのだろうか
私の体は速達小包 私の心は消印された切手
しかもなお間にあわない 急いでも急いでも間にあわない
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