金属には疲労破壊という現象がある。
試作品は、穴あけにレーザーを使い、構成材を傷めずに仕上げても、本番では、プレスでドンドコ穴をあけるので、穴の周りに目に見えないひびが入り、そこからだんだん壊れてくる。
そんなことはあちこちにあるだろう。
石材には風化という傷みが起こる。
永い年月風雨にさらされると表面からボロボロ崩れ落ちてくる。
石の壁も、海に面したほうから、しかも水の溜まりやすいところから崩壊が始まるように見える。
構造物は、[1]加工のときに無理をしないこと [2]使う場所で水はけ水切れをよくしておくこと、この注意だけで寿命がずいぶん違ってくるのではないか。