漁港近くのバス停、もうまもなく日が暮れる。
大きな鉢に咲いているパンジーのまばらな様子も、夕暮れどきの景色には合っている。
昼間見ればずいぶん貧弱な、と思うかもしれないが。
パンジーの名のもとは、学者先生たちを大いに悩ませたらしい、あの「パンセ(仏: pensee 考え) 」からといわれる。
聖バレンタインが愛の言葉を鳩に託して送るときに使ったのが、後にパンジーと名づけられたこのスミレの葉だったという伝説がある。
今日はバレンタインデー、中国では街にクリスマスソングが流れ、花火の煙で目の前が見えなくなるところもあると聞いた。
世はさまざまである。