・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

疲労破壊

2011年06月12日 | つぶやきの壺焼

メモ用紙を挟んであったクリップが、何か指に引っかかると思ったら、目玉の手、変な表現だが、開くときに指で押さえる穴の開いた把手の部分、こういうのは写真が早い、「ほれソコ」が割れていた。

バネがききっ放しで、プラスチックの厚みに勝ち、押しちぎってしまったのだ。
ちぎる場合は普通引きちぎると言うのだが、力の方向が反対で、これは押しちぎれたかたち。
造った人は、こんな壊れ方をしようとは考えなかったであろう。
薄鉄板をプレスで打ち抜いて造っていたのを、成形プラスチックでこれは安くできたと思ったに違いない。

壊れたらまた買うだろう。こういう造り方が、文具から日用品へ、日用品から器具へ、機械へ、装置へとだんだん浸透していくと、人の命を奪うようなことも起きてくる。
経済性というのは、それだけにとらわれやすい、まことに困った概念なのだ、いや執念かもしれない。

コメント
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