表示には合図用と告知用がある。
合図用は、それを見てわかる必要のある人だけにわかりやすく、間違いにくければよいので、一般人には意味がわからない。
だが、意味がわからいものは、やたら気になる。
ホーム下の線路にある表示も、連結車両数はわかるが、斜めの板に書かれた数字の意味は、じっと見ていてもわからない。
運転手の交代する駅なら、ホームで待っている間に聞いてみるなど、いろいろ手もあるが、どうしても知りたいわけではないから、そういう機会をわざわざ作ろうとはしない。
知ったところで、それをどうするということがなければ、あえて知る必要もない。
知らないほうが考える楽しみが減らなくてよいのだ。