・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

緊縛

2011年11月20日 | つぶやきの壺焼

動き出さないよう、放射状に縄を張る。
生き物でない場合は、そうしないとどちらかにずれていく。

西部劇で、馬を待たせておくのに、横に流した丸太にくるっと一回り縄をからげるだけの仕草が、なんとも不思議だった。
急いでその場を発つときに、がっちり縛り付けてあったのでは遅れをとるからだとは思うのだが、馬はそれを解こうとはせず、他の人が連れ去ることもなかったのか。
からげた縄を解いてどこかに行ってしまうような馬、主人と違う人間に見分けのつかない馬は使いものにならなかったのか。

傘立てからひとの傘をだまって抜き取ってさしていってしまういまの人間は、西部劇時代のカウボーイたちより倫理感覚が鈍ってしまっているのだ。
いや馬よりトロいのかもしれない。