夕日を見ようかと足を伸ばした三崎港、だが雲に遮られ機会はずれ。
洩れたように差すわずかな光芒のみ見て帰る。
1時間に1~2本のバスにはだいぶ時間があり、ゆっくり散策。
とびの群れも電線に止まって何かを待つ。
高圧が好きなのと低圧を好むのと、そんなのがいるとは思わないが、なぜか高い位置にずらっと並ぶことはしない。
着かず離れず、でもない。
乱視の眼にはよく見えないが2羽重なったのもいる。
元気がよいのか、待っていられないのか。
ちょっと覗いて時間つなぎ、という店もまだ開いてない。
少し方角違いのバスが来たので飛び乗る。
早く座ってくださいと運転手に催促された。
夕暮れ時には、人も鳥も、待つことを嫌うらしい。