自分で撮ってきた写真の始末に迷うことがある。
撮るときに腹が決まっていないからそうなる。
そのとき決断を鈍らせるのは、あとでトリミングができるからという安易な思いである。
いらないものは写さない。
それが撮影時のフレーミングの決め手で、他には何もないのだが。
この写真、バックの立ち木の向こうに道があって、そこから降りて撮った。
わざわざというほどのことでもなかった。
道でないところに少し踏み込んで降りてきただけのこと。それが引っ掛かってか、立ち木を入れてしまった。
当然画面は散漫になる。
それでも、散漫さが画面の空気感を助けることもある、そこが迷いの因。
さて、この場合上を切るか切らないか。どちらがよいのだろう。未だに決まらない。
優柔不断の見本写真。