新緑のころとは違い、冬の植物はどこかみじめな感じがする。
それでも、枯れてしまったような葉と、いつもの深い緑色の葉と、浅い緑色の若い葉の、三様の葉が並んだどこかに、何ヵ月後かに見せる生気の蓄えが伺われる。
植物や動物の生気をまとめて見られるのは、植物園、動物園、水族館だ。
「アクアマリンふくしま」という水族館が、20万匹の展示生物を失ったのに、昨年夏には再び開館したと報ぜられた。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20111129/224593/?mlt
その記事の中に、「動物園と水族館の垣根が無くなる日」という見出しがあった。
動物園、水族館、それと植物園が一緒になると困ることがあるのだろうか。
動物園に魚がいても花が咲き乱れていてもかまわないではないか。
従来の施設の関係もあるから、主要と付随ができることはあっても、垣根と呼ばれるような区別をせず融通無碍にいかないのか。
まさか主務官庁が違うことはないだろうと思ったがそれはなさそうだ。
訪れる人は気ままだから、入園してから私はサル、僕はイルカ、母さんはバラ、そして昼食は一緒、それでもいいではないか。