大阪の町で、「あなたは駄洒落を言いますか」と聞いて回る模様が、TVで放送されていました。
返事はみな「言いません」です。
大阪の人は頭の回転が速く、何でもパッと答えが返ってくる、それも面白い答えが多い、ということは想像できます。
「あなたは駄洒落を言いますか」というバカげた質問への、「言いません」という真面目そうな答えに面白さがあります。
「あなたは大ウソをつきますか」と聞かれて「はい、つきます」と即座に答える人は、まあいないでしょう。
愚問には愚答しか返ってこないのは問答の相場のようで、それもまたときには味のあるものですが、珍問には珍答より正解のほうに面白みがあるという、これは発見というほどのことではありませんが、TVの効用でした。