約束という題名の本がたくさん出ています。
必ず守られる約束が、日常のあたりまえのことではなくなってしまっているからでしょうか。
人間以外の動物は、何か約束ごとをもっているのでしょうか。
意思の交換など必要のない、本能の働きによって種が守られていれば、約束はいらないのかもしれません。
約束を守るとか破るとか、そんなことを考えない動物の行動を真似てみようとする人間もときどき現れます。
その人たちは、人間以外の動物になりたがっているのかもしれません。
ただし、真似できるのは、約束を問題にしない人間らしくないというところまでで、得られるものは醜さを曝して平然としていられる鉄面皮でしかありません。
そんな人たちに、人間並みの付き合いを求めることに、どれほどの意味があるのでしょうか。